ワシ・・・
一応・・・
薬剤師です。。。
この前、
治療中に患者さんとお話しよって
『先生、薬のこと詳しいんじゃね♪』
っておっしゃっていただいて・・・
『そうでしょ♪
少しは勉強してきたんで♪』
と爽やかにお返事しておきました。
えぇ・・・
こう見えても・・・
患者さんから
どう見えとるんか
よぅ分からんけども・・・
一応・・・
薬剤師です。。。
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ところで
薬剤師さんって
どんな仕事をしているの?
と思われてらっしゃる方も
多々、いらっしゃるかと思います。
今回は
ワシが働いとった街の薬局
一般的に調剤薬局と呼ばれる薬局の
薬剤師さんのお話になりますが
調剤薬局の薬剤師さんのお話をご紹介したいと。
薬剤師さんてのは
病院のお医者さんが書いた処方せんを
お持ちになられる患者さんを
薬局にて
首を長〜くしてお待ちしております。
そうなんです。
調剤薬局の
薬剤師さんは
患者さんが
処方せんを持って来ていただかないと
お仕事が始まらんのんです。
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で、
患者さんが処方せんを
持って来ていただいたならば
まずは
名前や生年月日、その他記載事項に漏れがないか?
こういうことを
パ、パパッと確認します。
そこで問題がなければ
薬の内容を確認しつつ、
だいたいどういった病状で病院にかかられたのか?
なんてことを推測しつつ薬の並んだ棚に向かいます。
あとは簡単♪
例えば
1日3錠、7日分の薬が処方されておりましたら
1日3錠×7日分で21錠を薬を間違えないように確認しつつ取り出します。
次の薬も同様に♪
粉薬があれば
粉薬をはかりで量って
指示されたように分けて包んで、
液体の薬ならば
理科の実験で使うような器具できちんと計り取ります。
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その間に
事務方の人が処方せんの内容を
パソコンでカタカタ打ってくれて
お金の計算などをしてくださってます。
で、
出すべき薬の準備と
事務処理の両方が終わりましたら
今度は
薬を患者さんに直接渡す役目の薬剤師さんが
集めてきた薬に問題がないか?
事務処理は適正に処理されているか?を確認した後に
患者さんをお呼びして
この薬はこんなお薬で朝と昼と晩の1日3回飲んでね♪
みたいな話をしてお薬を渡すってのが一連の流れです。
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実はね・・・
記載事項の確認などは慣れてきたら
パパッと処理できるんですが、
薬の棚に歩いていって棚から薬を出しながら
薬の内容を見てどんな病気で来られたんか?
その病気じゃとしたら
この薬は病気に合っとるんか?
薬の飲み方やら量は年齢や体格などから適正なんか?
なんてことを考えています。
患者さんに薬を渡す役割の薬剤師さんも
自分の手元に来たら同じようなことを考えつつ
患者さんにお話をうかがっていきます。
今日はどんな症状で来られたのか?
何か検査でもしてお医者さんには何と言われたのか?
他の病院にかかって他に出された薬はないのか?
なんてことを
嫌な気分にさせんように上手に聞き出していきます。
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そうやって
うかがったお話と処方せんの内容を照らし合わせて
お医者さんの側で何かミスはないか?ということを
口は
患者さんとお話ししながら
頭を
フル回転させとるんです。
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ここが
薬剤師さんの仕事のキモなんです。
これって
患者さんからは見えない部分のお仕事で
口では
まるで世間話でもしとるようにお話をしてますんで
大した仕事じゃないように見えるんですね♪
福岡大学 薬学部と
福岡市の4薬局で作る研究班が実施した調査によると・・・
薬剤師は処方せんの
2.3%で不備を見付けて
患者の健康被害を防ぎ、
推定2,200億円の
医療費削減に貢献しているー。
西日本新聞より抜粋
そんなこと普通の方は知らんよね。
お金の問題も
国民医療費の0.5%に当たる額ですから
そういった意味でも薬剤師は貢献しとるんですが、
何よりも
患者さんの健康被害を未然に防げたことに
薬剤師さんの仕事の意義があるんですよ。
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医療というのは
ミスしちゃイケン仕事ですが、
お医者さんはお忙しいですし、
お医者さんも人間ですから、
現実のところミスは起きちゃうんです。
それを
患者さんのところに行くまでに
何重ものチェックをかけてミスを未然に防ぐシステムの中で
ひとつの役割を果たすんが薬剤師さんの仕事なんです。
なかなか見えにくい仕事ですし、
見えにくいだけに評価されにくい仕事なもんで、
時々、報道なんかでバッシングを受けたりするですが、
実はコッソリ
そんなことをやっとるんです。
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今は
調剤業務にはほとんど関わることなく
はり・きゅう屋さんを
主な仕事にさせてもろぅとるんであんまり関係ないんじゃけど、
そうやって
影で働いとる薬剤師さんもちょっと評価してもらえればな♪
なんて思ぅて
今日は薬剤師さんのお仕事をご紹介させてもらいました。
病院で聞きにくいことは
どうぞお気軽に薬局でお聞きください。
薬局で聞き漏らしちゃったことは
どうぞお気軽にワシに聞いてみてください。
医療に関しては
いつでもあなたの味方!
そんなお手伝いを
これからもさせてください♪
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