前回は
妊娠力を付ける付けるために
東洋医学的な解説をしました。
(前回のお話は⇒『不妊を東洋医学的に解説!【その6】』)
今回は
子宮や卵巣の力を付けるための解説を。
そもそも
子宮や卵巣の力って何???
って言われると、
受精卵が着床して
赤ちゃんを育む場である子宮が
温かくて柔らかくて潤っていることや
卵巣が
健全な卵子を育めることを言っています。
そのためには
女性ホルモンが多過ぎず少なすぎず
必要十分な量が分泌されとることも大切じゃし、
子宮内膜を育むために
しっかりとした血流も必要です。
そんなことを踏まえて
東洋医学的に考える時、
子宮や卵巣の力ってのは
主に血が支えていると考えています。
血が十分にあって
滞ることなく流れていれば、
女性ホルモンも
必要十分な量が分泌されて、
卵巣では
健全な卵子が育まれ、
子宮では
温かく柔らかい
子宮内膜が育まれるっていう考え。
最近では
痩せ過ぎの女性が多いせいか、
血の量が少ない
女性が多くなっています。
専門的に言ぅと
血虚(けっきょ)という状態。
血が不足気味ですから
女性ホルモンの分泌が足りなかったり
血が十分に行かんので健全な卵子も育みにくいし
子宮内膜も育たず
冷たく、硬くなっちゃいます。
こういった方は
もちろん血を増やしてあげること。
熱っぽいものと
冷えにまで至っとるもんがありますんで
治療は変わってきます。
次に
血虚が主なんですけど、
瘀血が絡んでいるもの。
このタイプの方は
下半身は冷えとるのに
上半身はのぼせとったりという
自覚症状があったりします。
また
冷えて乾燥がひどい
という自覚症状もあるかな。
こういう方には
血を増やしつつ瘀血を取り除くことが必要。
その他にも
子宮や卵巣そのものが弱ってる場合もあります。
これは血というよりも
子宮や卵巣そのものを元気づけてあげる。
前回の『妊娠力を付ける』でもお話ししましたけど、
このタイプは冷えて水太りの方が多いかな。
さらに
胃腸が弱いタイプの方は
消化・吸収する力が弱いので
そもそも栄養素が足りない感じ。
こういう方は
胃腸を元気にして
きちんと食べられるようにしなくちゃイケマセン。
こういったように
子宮や卵巣に力を付けてあげるには
血を中心とした感じで治療を進めていく訳ですが、
日常的には
きちんと食べること、
寝不足をしないこと、
散歩くらいの
少し汗ばむ程度の軽い運動を
頑張らず続けてもらうこと。
こういうことが
大切になってきます。
まずは
日常生活を見直して
健康的な生活を送ってもらい
併せて
東洋医学的な治療もしていく。
そうすれば
妊娠力も挙がってきます。
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