前回は
子宮や卵巣の力を付けるために
東洋医学的な解説をしました。
前回のお話は⇒『不妊を東洋医学的に解説!【その7】』
今回は
不妊にまつわるストレスを緩和するための解説を。
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不妊治療に限らず妊娠・出産が遅いと
家族や親族はもちろん知人・友人からまでも
『お子さんは?』なんて聞かれて
それだけでも
けっこうなストレスをもらっちゃう方も多いですよね。。。
ましてや
ご家族からのそういった声になると
ストレスってよりも
もはやプレッシャーじゃったり・・・
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その他にも
知人・友人が自分よりも先に妊娠・出産にこぎ着けると
自分へ対する焦りやいら立ちを感じたり、
不妊治療を続けてくだけでも
期待や不安が何度も続けば
精神的にも
フラフラになっちゃいますよね。。。
そんなストレスを受けると
身体はいろんな反応を示します。
例えば
イライラであれば
肝の臓が影響を受けやすい。
肝が影響を受けると
肝に蔵しとる血を消耗しやすかったり。
血を消耗すれば病的な熱が出て来て、
その熱がまたイライラを助長したり。
こんな時には
血を増やしてあげて
病的な熱を冷ましてあげることが必要。
漢方薬なら
加味逍遥散とか抑肝散なんてのが効き目があります。
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例えば
期待と不安でヘロヘロになってる方は
心の動揺により血が渋滞しとるような状態に。
血流を正常に戻していってあげないといけませ。
漢方薬で言ゃぁ
女神散とか四逆散なんてのが効きめあります。
あとストレスが
胃腸に来ることもありますね。
こうなると
胃腸が疲れて動きが鈍ぅなっとるんですね。
胃腸って
食べた物を消化吸収して
身体の栄養源を全身に循環させるとこですから、
胃腸の動きが鈍ぅなってしまうと
いろんな巡りが根源的に悪ぅなってしまいます。
お腹が張ったり
それで苦しかったり
気分的にもうつうつとしてしまう・・・
こういう時には
胃腸の働きを整えてやる。
漢方薬で言えば
大柴胡湯なんていうので
胃腸に溜まった熱を抜いてやるというかね。
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最期に
精神的に疲れ果ててしまって
気のめぐりが渋滞して止まっとる場合。
これもね
気が巡らんことで血も水も動かんくなるんで
気をめぐらしてあげることが大切になってきます。
継続したストレスがあって動悸がよく出る人や
思い悩んで眠りが浅いような人がこのパターンのこと多いですが、
漢方薬なら
柴胡加竜骨牡蠣湯ってヤツで
精神的な動揺を鎮めてあげなくちゃイケマセン。
ストレスは
卵巣の機能に悪影響を与えます。
卵子が十分に育たんくなったり、
女性ホルモンの分泌に狂いが生じてきたり・・・
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精神的なもんで
不妊が助長されるってことは大いにある訳です。
ストレスは
この世の中にはあるもんです。
それ自体は
諦めてしまった方がえぇです。
それに対して
いちいち愚痴っとっても
何も解決せんし自分の心が余計に病んじゃう。
ストレスがあること自体は
もう受け入れちゃって
気にしないとか発散するとか対処する方法を考えていくべきです。
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それでも
悪影響を受けちゃった時は
東洋医学で治療しちゃいましょ。
間違えても
タバコに走ったり
暴飲暴食に走ったり
ましてや
精神科の薬なんてダメですよ!!
精神科の薬なんて
身体の巡りを止めちゃうものが多いし・・・
余計に
身体に負担をかけちゃうから・・・
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きちんと
身体の中が今どうなってるか?
身体の中のメカニズムみたいなんをしっかり診てもろぅて
それに合った治療をしてもらえる所で治療を受けてくださいね!
病院で良くなる病気は病院で!
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