立証できますか???

 

ここんところ
ドーピングのネタを
ちょいちょいしておりますが・・・

 

 

 

ウィンタースポーツや
これからシーズンインするアスリートからのご相談が
最近、増えております。

 

何が違反で
何がセーフかなんて
正直、分かんないですよねぇ・・・

 

 

ワシら
薬の専門家でも

そりゃ物質名を目にすれば
違反かどうかなんてすぐ分かるんですが、

 

違反物質が
そのものに含まれているかどうかは
分析機関に依頼して確かめるより他ないですからね・・・

 

 

 

2016年の
岩手国体の自転車競技で

国体史上初の
ドーピング違反があったのですが・・・


男子ケイリンの優勝者が
競技後の検査で

筋肉増強効果のある禁止物質に
陽性反応を示したもので、
当初は資格停止4年の処分を受けた。

だが、
処分を不服とした
当該選手の申し立てを受けた
日本スポーツ仲裁機構(JSAA)は、

処分期間を4ヶ月へと
大幅に短縮する裁定を下した。

日本経済新聞より抜粋

 

こういう事件がありました。

 

 

この選手が
ただ単に不服を申し立てたけぇ

処分期間が
2年から4ヶ月へ
短縮されたわけではありません。

 

 

 

これには
きちっとした理由というか手続きがあって

それが認められたために
大幅な期間短縮がなされたのです。

 

意図的に禁止薬物を
体内に入れたのではないことの証明

その経緯で
重大な過失を犯していないことが認められて
こういう結末になったのです。

 

まず
最初の証明をクリアすることで
4年から2年へと短縮され、

さらに
重大な過失がないことの
証拠が認められたことで

さらに
処分期間が短縮されるのです。

 

 

 

司法の世界でも
ないことを証明する

俗に言う
悪魔の証明というのは
非常に困難であるとされます。

 

先週もお伝えしましたが、

司法判断では
疑わしきは罰せずが大原則である中でも
『悪魔の証明』は非常に困難であるとされるのに、

 

ドーピング違反の判断では
疑わしきは罰する!が常識とされるので、

『悪魔の証明』は
さらに困難であることは容易に想像されますよね・・・

 

 

つまり、多くの場合で
故意ではないうっかりドーピングじゃったとしても

本人に明らかな過失があれば
2年程度の資格停止は覚悟しなければならない
のです。

 

 

 

この選手の場合、

11種類摂取していたサプリメントの中の1商品に
違反物質が含まれていたことで違反陽性になったのですが、

このサプリメントの説明書などに
禁止物質が含まれているとの記載がありませんでした。

 

 

さらに本人が
インターネットの検索で
サプリメントの安全性を確認していたことも証明したそうです。

 

 

さらにさらに
同じ製品を以前から使用していながら
過去の検査では陰性だったことなどの事情から

『重大な過失はない』
との判断に至ったらしいですが、

当初はこの主張が認められなかった・・・

 

 

それは・・・

陽性反応を示した原因が
そのサプリメントと特定できなかったから。。。

 

その後、この選手は
11種類すべてのサプリメントを
専門の機関に依頼して分析してもらいました。

 

そうして初めて
全ての主張が認められて処分軽減になったのです。

 

 

1つのサプリメントを
分析してもらう費用は1商品、6万円弱じゃったそうです。

 

単純計算で60万円以上のお金もかかっとるし、

非常に困難な証明を
積み上げていくストレスも
相当なものじゃったと思います。。。

 

 

 

現行のルールでは、

ドーピング違反が
意図的ではないと主張する場合、

立証責任
アスリート側に課されています。

 

検査結果の是非が
問われることはまずない。

 

 

違反物質が体内に入ったルートを
明らかにすることが不可欠じゃけど、
それがどれだけ困難なことか・・・

 

現実的には
資金も情報も乏しいアスリートが

体内侵入経路を
解明するハードルは異常に高いものです。。。

 

 

ですから
普段からの違反物質の徹底的な排除が不可欠なのです。

 

もちろん
この選手にしても

そのつもりで
毎日を過ごされていたことでしょう。。。

 

 

それでも残念ながら意図的でのぅても
一定程度の『過失』は認定されているのです。。。

 

心情的には
この選手はダマされたような感じでしょう・・・

 

しかし
『まぁ許したろう』とはならないのが現実です。

 

 

また
何百種類とある違反物質を
アスリートが網羅することは不可能です。

 

 

 

だからこそ
スポーツファーマシストという

ドーピングの知識に精通した
薬・物質の専門家を頼って欲しいのです。

 

違反物質のみならず
日常、気を付けるべきポイントも
アドバイスしていけると思います。

 

 

2020年 東京五輪を控え
ますますニッポン人アスリートの
活躍が期待されるでしょうし、

素晴らしいアスリートが
登場してくることになるでしょう。

 

感動を与えてくれる
アスリートがこんなことに巻き込まれることは

我々、スポーツファーマシストは
なんとしてでも防ぎたいのです。

いつでも
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