前回は
ストレスを緩和するための
東洋医学的な解説をしました。
前回のお話は⇒『不妊を東洋医学的に解説!【その8】』
今回は女性の大敵、
冷えを改善するための解説を。
特に今年は早ぅから寒ぅなって寒い日が
長い間、続いとりますけぇ
冷えがけっこう気になっとる方も非常に多いことでしょう・・・
冷えると手足は冷とぅなって
女性なんか、寝る時なんか手足の寒さで寝られん・・・
なんて方もいらっしゃる。
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実際、治療をしようと思って
手足に触れると金属を冷やしとったん???
ってくらいの方もいらっしゃる・・・
治療する
こちらの手がキンキンになるくらいじゃったりね。。。
これくらい冷えるとそりゃぁしんどいでしょうし、
赤ちゃんを育む場である子宮も相当冷えとるでしょうよ。。。
そうなるととてもじゃない
赤ちゃんはそこに止まろうとはしない・・・
つまり
不妊の原因になっちゃいますよね。。。
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東洋医学的に冷えを考えると、
根本的な原因としては血の不足する血虚とか
血流が阻害される瘀血(おけつ)とか
水が停滞しとる水滞(すいたい)とか
ストレスなんかも考えられます。
これまでもお話ししてきたように、
身体を温める血が不足すると
身体は温まらんですけぇ結果的に冷えてくる。。。
こういう方はもちろん血を増やしてあげる訳ですが、
お腹もいっしょに冷えとることが多い。
漢方薬で言えば
当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)やら
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
なんてのを使います。
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通常の血流を外れた血液が停滞してしまう瘀血になると
停滞した血が血流を阻害するために子宮や卵巣に十分な血液が行ってくれんので
瘀血を取り除くようにしてあげるんじゃけど、
漢方薬なら
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)やら
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)なんての使います。
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水が動かんくなる水滞ってのは
停滞した水って冷たいので
温めようと思うとけっこうなエネルギーが必要で、
つまり身体に水が多い人って身体が冷えやすいんですよ・・・
ですからこういう方に対しては
オシッコを出しやすくするために腎の臓を元気にしたり、
動きの悪ぅなった胃腸の働きを整えてあげて水を外に追い出してあげる。
そん時に使う漢方薬は
苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)やら
大建中湯(だいけんちゅうとう)なんてのを使います。
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あとはストレスですかね。
ストレスを受けると
発散できるタイプの人はまだえぇんじゃけど、
グッと我慢しちゃうタイプの方は
それが原因で身体の中の巡りも渋滞しちゃうんです。。。
これって瘀血とかにも似た状態なんですが、
こういう方は渋滞した状態を解決してあげていかんとイケマセン。
その時には
四逆散(しぎゃくさん)って漢方薬で
めぐりを良くして筋肉の緊張を和らげたりストレスを緩和してあげるんです。
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まぁ
とにかく女性は冷えとる方が多い・・・
手足が冷とぅて・・・なんて方は
一度、東洋医学的な治療を選択肢として考慮してください。
西洋医学はこういった治療が苦手じゃし、
カイロやなんかで外から暖めてみても
根本的な原因を解決してかんと焼け石に水・・・
みたいなことにしかならんしね。
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