妊娠〜産後にまつわる東洋医学【その3】

 

妊娠〜産後にまつわる東洋医学
な話をしとりますが、

前回は
妊娠中のカゼについてお話をしました。

 

今回は

産後について。

 

 

 

 

産後ってのは
妊娠中に赤ちゃんをお腹で育てるのにを使うとるし

出産時に
赤ちゃんを産み落とすのにを消耗するし

産み落とせば
すぐに母乳をあげるためにそこでもを消費するし

 

とにもかくにも

が不足する訳です。

 

 

専門用語でこれを血虚と言います。

 

 

 

 

そんな訳で
ひきつるような病を患ぅたり、

血の不足が大きくなると
身体を温めれずに冷える割には
上の方は汗かいたりみたりといったのぼせを患ったり、

血が不足するが故に
全身の水分不足で便秘になったり。。。

 

 

とにもかくにも

血虚をなんとかしてやらんとイケン。

 

 

 

 

そんな時に
いちばんよぅ使うんが当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)

 

産後の常薬とも呼ばれ
出産などで血虚になって刺すような腹痛とか
それが腰やら背中まで響いて食欲もあんまりないような場合は迷わずこれ。

 

手足が火照ったり、眠りが浅かったり、寝られなかったり。
そんな症状もあったり。

 

 

 

のぼせがある時には
冷えとる下の方を温めてやって上と下のバランスを取ってやる感じで
白頭翁加甘草阿膠湯(はくとうおうかかんぞうあきょうとう)
なんてのを使うこともあります。

 

下の方が冷えとるんで下痢したり、全体的に弱ってたり。。。

でも実はこの下痢、
上の方の熱がお腹に回って出る下痢なんで
下痢するとスッキリするんです。

 

 

これは程度がキツイ、極限の方の話ですけどね。

もう少しマイルドな状態なら
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)とか
当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)とかを使っていきます。

 

 

 

血虚からの便秘には
承気湯(じょうきとう)の類を使ぅて排便をうながしてみたり、

吐き気が絡んで食欲もないような時は
小柴胡湯(しょうさいことう)で熱を抜いてあげたり。

 

 

 

 

とにもかくにも産後の話は
血の不足が絡んどることが多いです。

 

まずは
血虚をどうしてやるか?

 

 

 

まず血虚の治療を考えて
どうも違うようなら
婦人病にはいつも出てくる瘀血を考える。

 

この順番で考えていきます。

 

 

 

 

それにしても
妊娠・出産・産後って流れでお母さんを治療させてもらいよると

ほんとうに母って偉大!!

ってことを感じちゃう。

 

こりゃぁ
『男はどうやっても勝てんなぁ・・・』とも同時に思ぅたり。。。(笑)

 

 

そんなお母さんのお役に立ちたい。

その一心で
これからも精進を重ねて行きたいと思います。


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