いっとき、
ファジーという言葉が
世の中を席巻したことがあります。
大辞泉 第三版によりますと・・・
論理値が真 (1) か偽 (0) かの二者択一でなく、
0から1までの値を連続的にとる論理によって組み立てられる数学理論。
自然言語にみられるような『あいまいさ』を扱うことができ、
システム制御やコンピューターに応用される。
あいまい理論。
だそうで。
ワシが実践しとる
東洋医学もこんな感じの医学です。
あいまいなんです。
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ただ
あいまいというと語感が悪い感じがしますけど、
ちょっとカッコよさげに言ぅと
複雑系の医学なんです。
なんかちょっと小難しそうで
頭良さそうな感じがしません???(笑)
ただこう言えるのは
西洋医学と比較するからであってね。
西洋医学は
ものごとを単純に分解していきます。
中学の時に習ぅた
因数分解みたいな感じ。
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①同じような症状の患者さんがたくさんいることを把握
②その人達をひとくくりにして病名を付ける
③その原因を探っていく
④原因が分かるもしくは有力な説が出てくれば
その原因に対する治療を開発する
こんな感じで
病気を分解して考える。
この方式なら
同じ病名の患者さんには
同じ治療で対応できるようになる。
一方、東洋医学の方は
同じ病名なのに
同じ治療とはならない。。。
ここら辺が
あいまいなんです。
あっ、いや、
複雑系なんです。
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なぜなら
その病名になるまでの過程が十人十色と考えとるから。
人間の身体ってのは
ホルモンやら神経やら消化器系やらなんやらかんやら
いろんなもんが複雑に絡まって機能を発揮しとります。
病名の付いたその病気になるにも
免疫系からなんかホルモン系からなんか
はたまた
その複合の結果なんか
いろんなルートでなる可能性があるハズなんです。
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ですから
同じ病名なのに同じ治療とはならない。
むしろ
その複雑系な部分のバランスを取ろうと。
それが
東洋医学の目指すところ。
西洋医学より
もうちょっと根本の方のことを考えとるんですね。
薬を見ても
それがよぅ分かります。
西洋薬は
ほとんど単一成分で中身がハッキリしとる。
これらを組み合わせる方が
単純化した病気には使いやすいんです。
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漢方薬は
いろんな成分が入っとる上にまだ未知な成分がある。
これらの複雑系の薬で
複雑な身体を整えようとする。
これが
西洋医学と東洋医学の違い。
良い、悪いじゃなくて
違い。
じゃけぇ
問題が単純化できる時は西洋医学に軍配!
問題が複雑な時には東洋医学に軍配!
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そんなイメージです。
あなたの状態に合わせて選択した方が良いし、
場合によっては
組み合わせて使う方が良いし。
その使い分けが分からん時にはお気軽にご相談くだされば
身体を診させていただいた上でお答えさせていただきます♪
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