夢の抗がん剤と謳われ、
世間でも注目度の高いオプジーボ。
これまでの抗がん剤とは異なり免疫治療薬として
これまでにはない素晴らしい効果を発揮します。
ただね、
どんな薬でもそうなんですけど、
臨床試験を経て
世の中に発売されて使われるようになるんじゃけど、
臨床試験というのは
あくまで少数のヒトにしか使ってない訳ですよ。
つまり
世の中に出てから多くの患者さんに使って初めて
分かってくることもある・・・
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これは
どんな薬でも致し方ない話なんです。
じゃけぇ
今回のお話が全てネガティブな話ってことじゃない。
なるほどね。
そういうこともあるのね。
じゃぁ以降、気を付けてかにゃぁイケマセンね。
って話なんです。
事実、
医学の世界ではこれは当たり前の話で
新薬が登場して数年間はどの薬に対しても
全症例の検討が義務づけられとります。
そこで問題がないかをしっかり検討して
しかるべき処置を取れるように対処するシステムになってます。
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肺がん治療薬『タグリッソ』の使用後に
間質性肺疾患などの副作用とみられる症状が出て、
約2年半の間に52人が死亡していたことが、分かった。
特に
がん免疫治療薬『オプジーボ』の使用歴がある患者に多く、
厚生労働省は使用時に注意するように呼びかけた。
共同通信より抜粋
『間質性肺疾患』ってのは
肺の外側の袋が分厚くなって肺の機能が落ちてしまう病気。。。
薬の副作用で出てきてしまうことの多い病気です。
一方、『タグリッソ』という薬は
『EGFR』という遺伝子に突然変異があるタイプの肺がん治療薬で
手術ができないか再発の患者さんだけが対象。
この2つの条件、
つまりオプジーボで治療して
さらにタグリッソを使用して治療をすることが重なった時に
間質性肺炎が発症して残念ながら亡くなられてしまったと。。。
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オプジーボの使用歴がある患者さんでは
2倍以上リスクが高いと。。。
すでに
厚生労働省は2016年7月にも
両方の薬の併用に関して注意喚起をしとって
薬の説明書である添付文書にも記載されとる話。
改めて注意喚起を行うってことで
目新しいことでもないんですがね。
発展・発達中に医学は
こんな風にだんだんと分かってくることもある・・・。
これは
どうやったって致し方ない事実なんです。
残念ながら
亡くなられてしまった方には申し訳ないんですけど、
ある意味で人体実験になってしもぅた面は少なからずあると思います。
でも
こういったことがあるのは受け入れざるを得ない。
それを承知の上で
治療を受ける覚悟というのも必要になってくる。
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これは医療ミスではないんです。
病院で良くなる病気は病院で!
現代西洋医学とは異なる見立ての東洋医学には、
これまでとは違う、新しい可能性があります。
菊一堂鍼灸院 では、
これだけ科学的に発達した現代西洋医学でも
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これまでとは
新しい可能性を提供できる場所になりたい。
そうして、健幸な人生を楽しんでもらいたい。
病院の治療で困ったときこそ、
頼っていただきたい。
伝統を重んじた、古くさい治療方法かもしれませんが、
現代西洋医学が医学界を席巻するこの時代にも
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