免疫の仕組みを利用した
がん治療薬『オプジーボ』を投与された患者11人が、
副作用とみられる脳の機能障害を発症し、
うち1人が死亡したとして、
製造元の小野薬品工業 (大阪市)に、
薬の添付文書に重大な副作用として追記するよう指示した。
共同通信社より抜粋
まずは
亡くなられた方にご冥福をお祈り致します。
また
副作用を発症された方にお見舞い申し上げます。
脳の機能障害が起きたんは
脳の下垂体という部分らしく、
成長ホルモンやら性ホルモンなんかの分泌に関わっとる部分です。
ここの機能に障害が起きて
間で何があったかは分からんですが
死亡にまで至る事例が1例発生してしまったと。。。
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夢の抗がん剤と言われ
これまで望みが薄かった患者さんにも光が差し込んだ訳ですが、
薬である以上、
多かれ少なかれ副作用のリスクはある訳です。
まずはそのことを
理解あるいは覚悟せにゃイケン。
薬が薬になるまでにいろいろな研究が行われ、
ヒトを対象にした臨床試験ってのもされる訳ですが、
それでもそれはあくまで研究の範囲。
実際に市販され
多くの方に使うことになりゃぁその分母が変わるんで
臨床試験までの間には
明らかにならんかったことも出てくるんが通常なんです。
とくに
抗がん剤という分野では
患者さんに対する利益と不利益を天秤にかけて、
利益『>』不利益なら
少々リスクを犯しても薬として扱いましょうよ。
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そんな考えが根底にあります。
簡単に言ゃぁ
少々のリスクは目をつぶろう
みたいな考え方です。
もちろん
そのリスクは承知の上で
注意して薬を使っていきましょうね。
っていう話ですが。。。
今回の報告もこういう流れに乗ったモノで
市販化されある程度、時間が経過して
臨床試験まででは明らかにならんかったことが分かってきました。
それでは
今後はその点に気を付けて薬を使っていきましょうね!
そういう流れの中での出来事であると
医療を知る人間は騒ぐこともなく淡々と考えていることでしょう。
ただね・・・
亡くなられた方、
その親族、関係者にとってはそんなもんではなくてね。。。
『薬に殺された・・・』
そんな風に考えても不思議じゃない。
いくら投与前にリスクを説明されとっても
納得イカン気持ちになって当たり前。
医療の基本は
目の前のあなたを想うこと。
専門的な知識や技術をもって
目の前で辛い想いをしとるあなたをなんとかしてあげたい!
そう想う心が医療の礎じゃと思います。
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今回、亡くなられた方に関わっていた医療人が
そうじゃなかったとは言いません。
おそらく
ベストを尽くされて一生懸命じゃったんじゃないかな。
それでも
一歩下がって広い視野で見た時には
あくまで副作用の一事例でしかない。
そういう側面があることは
医療を受ける患者さんにはご理解していただき
ある意味、覚悟をもってもらわんとイケン。
そうして、
我々、医療人は
どこまでも目の前のあなたにベストを尽くすだけ。
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忘れんようにせんとね。
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