複数の医療機関から
処方された同じ効能の薬を
重複して服用する人を減らそうと、
佐賀県が市町などと協力し、
国民健康保険 (国保) 加入者を対象に
ダイレクトメール (DM) で啓発している。
佐賀新聞より抜粋
確かこういうの
広島県では呉市でやってたような。
こういった取り組みを
県単位でやっとるんは全国的にも珍しぅて
医療費抑制の事例として注目を集めそうだと。
国保のみならず社会保険などでも
高額薬品の登場などもあって
医療費の増大で財政的にひっ迫してます｡｡｡
このままじゃ
世界に誇れる『国民皆保険制度』も潰れかねない･･･
そうなるとこれまでみたいに
3割負担で医療を気軽に受けられんくなるかも｡｡｡
カゼをひいて病院でお医者さんに診てもろぅたり
大きな病気をしてもお金がないけぇ治療を受けられん｡｡｡
そんなことになる可能性もある訳です。
金銭的にも
なんとしてでもこういった状況を改善していかにゃイケン。
ですが、
それ以上に大切なんが
患者さんの健康。
同じ薬を飲むと必要以上に量が多くなったり
いろんな病院で複数の薬が処方されると飲み合わせの悪いもんがあったり。
患者さんがお薬手帳などを提出して
お医者さんなり薬局なりで
重複とか飲み合わせをチェックできりゃ未然に防げるんですが、
実際、薬局で働いとった感覚から言ぅと
お薬手帳を出さない方も非常に多い･･･
こうなると
上手に話を聞き出して推察するしかなく
チェックが漏れることも十分に考えられるんよね･･･
事実、診療報酬明細書 (レセプト) をチェックしていったら
たくさんの患者さんでこういうことが起こってたと。
それで
ダイレクトメールを患者さんに送ってみたら
金額にして1人当たり1ヶ月間で
5,400円分くらい削減できたと。
1ヶ月で1人当たり5,400円ですからね。
複数の病院にかかっとると思われる高齢者などでは
かなりの割合で重複してたりしとることがうかがえる訳です。
危ないよねぇ･･･
この仕組みは
いろんなところで取り組み始められとって
システムの構築にお金がかかるんかもしれんけど、
ここにはお金をかけてもえぇんじゃないかね。
長い目で見れば
医療保険の財政的にも
何より患者さんの健康というお金に換えられんもんでも
プラスになるような気がします。
患者さんとしては
薬の名前とかよぅ分かりませんよねぇ｡｡｡
不安じゃったらご相談ください。
調べますんで。
医療人を信頼して
身を預けてくださるんはありがたいことですが、
あなたの身体はあなた自身のものですから。
こまめに
ご自身の健康と向き合ってみてください。
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