オンライン診療。
ご存知ですか???
患者さんとお医者さんをオンラインで繋いで
リアルタイムで会話しながら診察をしていくシステムのこと。
今の時代ですから
地球の裏側からでもオンラインで繋がろうと思えば
それなりの設備で繋がることはできるんでね。
理論上は
お医者さんが患者さんを診察することは可能かもしれません。
昨年、2018年4月からは保険適用もされまして
やってもえぇことになったんですが、
医療関連サービス振興会は、
昨年 (2018) 9〜12月に全国の4千病院を対象にアンケートし、
994ヵ所が回答した。
〜中略〜
『実施している』は1.1%にとどまり、
実施していない979ヵ所のうち78.7%は『実施の予定はない』とした。
朝日新聞より抜粋
どうやら
まだまだ普及するには時間がかかりそう・・・
このアンケートと同時に
オンライン診療の問題点やら不安点についても質問したら、
情報セキュリティーの確保や通信環境整備の費用負担などが
理由として挙がってましたが、
それ以上に
対面診療と比べて入手できる情報の限界が
挙がってたそうで。。。
そりゃそうでしょうね。
デジタル通信がほぼ当たり前になった現代の世の中でも
少なくとも現段階での技術では
空気感なんてのは感じられない・・・
お医者さんの診察ってのは
話を聞いただけではできるもんじゃないんですよ。
目の前の患者さんから
漏れ出てくる言葉にできないそんな情報こそが
診察に何よりも大切なんですよ。
質問してそれに患者さんが答えてっていう診察方法を
問診と言いますが、
患者さんの言葉だけでは
分かり切らない部分があります。
しんどそうな口調じゃったり、
時には患者さんはウソをついたりするんで、
そういうのを見抜くには
目の前に温もりのある人間がそこにおらんと気付きにくいんです。
それにオンライン上じゃぁ
血液検査も画像検査もできない。
患者さんの身体に触れることもできない。
診察ってのは口先だけでできるもんじゃない。
ましてや
東洋医学では
検査機器もない時代に発達した医学ですから、
問診以外にも
望診 (ぼうしん)って言ぅて患者さんを望むように診たり、
聞診 (ぶんしん)って言ぅて
口調を聞いたりニオイを嗅ぎ分けたり、
切診 (せっしん)って言ぅて
患者さんの身体に触れて体温や感触を感じたり。
五感をフルに使って
診察を進めていきます。
オンライン診療じゃぁ
東洋医学は絶対にできんね。。。
おそらく現代西洋医学のお医者さんも
そういう感覚があってんでしょうよ。
もちろんね、
へき地や島しょ部など
すぐにお医者さんに物理的に診てもらえん環境もあるんで、
そういう場面では
問診をするだけでもある程度の効果はあるでしょうよ。
そこである程度の判断をして
遠くてもお医者さんに診てもらえるよう手配をしたりはできるもんね。
じゃけぇ
すぐにダメ!!とは言いませんが、
できることならやっぱり
医療はヒト対ヒトでやってくべき。
そんなことを感じるニュースでした。
病院で良くなる病気は病院で!
現代西洋医学とは異なる見立ての東洋医学には、
これまでとは違う、新しい可能性があります。
菊一堂鍼灸院 では、
これだけ科学的に発達した現代西洋医学でも
解決の方法のないつらい症状を持つあなたに
これまでとは
新しい可能性を提供できる場所になりたい。
そうして、健幸な人生を楽しんでもらいたい。
病院の治療で困ったときこそ、
頼っていただきたい。
伝統を重んじた、古くさい治療方法かもしれませんが、
現代西洋医学が医学界を席巻するこの時代にも
生き残っている東洋医学には理由があります。
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