2018年8月、
東京都福生市の公立福生病院で起こった一件。
人工透析中だった腎臓病の女性からの要望で
医師が治療を中止し、女性は1週間後に死亡。
女性の夫と次男は昨年10月、
女性が透析再開を訴えたのに聞き入れなかったとし、
病院側に損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
共同通信社より抜粋
詳しい状況が記事には書いてないんで
この記事だけじゃといろいろな問題がありますが・・・
女性からの要望で人工透析を中止して
女性が亡くなられたと。
ここだけ切り取るならば
女性が自身で
自分の最期のあり方を選択したと
読み取ることができます。
女性も腎臓の病を患って
大変じゃったんでしょうね。
あまりにもつらかったんで
そんなことなら治療を中止するという
選択をされちゃったんでしょう。
たとえば
あなたが脳内出血とかで瀕死の状態になったけど、
現代医療のおかげで一命は取り止めたとします。
しかし
半身不随であるとかで自分で思うように動けず
ベッドに横たわるだけしかできないという状況に。
あなたなら
どういう風にお感じになられるでしょうか?
いや
もっと深刻な状況・・・
意識もままならず家族の呼びかけに反応もできない。
でも延命措置を受けながら
ただベッドに横たわっている。
こんな状況なら
あなたはどういう風にお感じになられるでしょうか?
考え方は人それぞれですから
何が正解とか間違いとかはないです。
ただ
この女性が取った選択も理解できるんじゃないかなと。
そこまでの話は
とりあえずここまでにして。
記事の続きの話を。
で、
女性が亡くなられた後、
女性の夫と次男が
女性が透析再開を訴えたのに聞き入れられなかった・・・
と裁判に。
これも記事だけの情報では
なんで再開されなかったのか?
についての理由がなかったんでどういう経緯かは分かりません。
病院側の理由なのか?
女性側の理由なのか?
医学的な理由なのか?
そこは読み取れませんからね。
誰かに落ち度があったのか?なかったのか?は
軽々しく言うことはできません。
でも、
『女性が再開して欲しい』と事実として願ったならば
病院側には再開して欲しかったなと。
つまり
何が言いたいかと言ぅと、
少なくとも
どんな医療を受けるかの選択を自分自身でできる。
そんな状況が今の世の中に整ってればな・・・
なんて思う訳です。
今の現状では
延命措置が始まると
それを途中で止めることは難しい・・・
つまり
自分の命のあり方を
なかなか自分で選択できないんです。
誰の命なんでしょうか???
それと同様に
今回の一件では
自分の命のあり方をいったんは選択したものの
途中で考え方が変わったなら
それはそれで叶えられる世の中であって欲しい。
もちろん
様々な理由で叶えられないこともあります。
医学的理由で。
技術的理由で。
もしかすると
経済的理由かもしれない。
ですが
そういうことを取っ払って
自分の命のあり方を自分で選択できれば・・・
と願う訳です。
そこで
日本透析医学会は
末期がんなど『人生の最終段階』にある患者でなくとも
一定の条件を満たせば
申し出を受けた透析中止は容認される
という提言をウェブサイト上で公表し、
意見を受けたり公聴会を開いたりして
3月末をめどに提言を取りまとめるそうです。
透析を中止すればつらい症状が続いて
透析の再開も希望できるけどすぐに対応できなかったり、
死亡する恐れがあることをきちんと説明理解してもらうなど
これまでの経験も踏まえて
さまざまな安全策も講じた上での話にはなるそうです。
こんな話をすると飛躍して
自殺の話と結び付けて憤慨される方もいらっしゃるかもしれませんが
そうじゃのぅて
生き方同様、死に方ってのも
人生にとって大切な話じゃないですか?
そこをきちんと考える機会になれば・・・
そんな風に思って今日はお話しました。
正解はないです。
あなたがどう思うか?
だけです。
あなたの現時点での正解を考えてみて欲しいのです。
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