この4月から
本格運用が始まった着床前検査。
流産を繰り返した場合などに限り、
不妊治療の一環として、
体外受精させた受精卵の全染色体を調べる検査です。
染色体に
何かしらの異常があると
流産しやすぅなるんです。
それが原因で
流産をくり返しとるとなると、
精神的にも肉体的にもお母さんの負担になる。
それを
回避できるコトが期待されとります。
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その意義は
理解できるんですが・・・
一方で
染色体に異常、
いや、
通常でないコトが分かった時に
母胎に戻さないという
選択肢が生じるコトにもなる。
つまり
命の選別になってしまう・・・
んじゃないかっていう不安が。。。
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染色体が通常ではないコト
イコール
必ず流産ではないんです。
たとえば
性染色体のX染色体が1本少ない『ターナー症候群』では、
発育時に低身長で
月経が来ないなどの2次性徴が現れず不妊になるケースが多いものの
生きるというコトでは問題はなかったりするそうです。
他にも
性染色体が1本多いからと言ぅて
流産しにくいかどうかは
まだハッキリしとらんところも多かったり。
この検査を通して
技術的には男の子が生まれるか
女の子が生まれるかなんてコトも分かる。
そういったコトが分かった時に
命の選別につながるんじゃないか?
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知ってしまえば
選びたくなる気持ちになる
もんでしょうよね。。。
男の子が欲しければ
男の子じゃなければ戻さない。
女の子が欲しければ
女の子じゃなければ戻さない。
通常でなければ
その子の将来を勝手に案じて戻さない。
そうなるんが道理でしょうよ。。。
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でも
染色体が通常でなければ
生まれてきた人が
幸せか不幸せかって
本人以外が分かるのか?
いわゆる
良い歳になったら結婚して子どもを授かって・・・
そういう人生が幸せなハズって
本人以外が勝手に決めて良いのか?
気持ちは分かるんです。
ワタクシもそこら辺の庶民ですから
通常でなければ、しんどい人生になっちゃうんじゃ?
っていう気持ちは。
でも
考えてみりゃぁ
通常であろぅが
普通であろぅが
人生のうちに
困難なんて誰にだって現れる。
そんなもんなら
染色体の問題が
人生の問題とは限られんよね。
先ほども申し上げました通り、
何度も繰り返す流産の回避に役立てば・・・
という理念には賛同できるんですが、
命の選別につながってしまうと・・・
という不安が頭をもたげます。
技術先行で動き始めてしまいましたが、
みんなでよくよく考えて
早急にルールなどが決まっていけばなと。。。
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