子どもって
基本的には可愛いモノ。
とくにわが子となれば
より可愛いモノってのが世の相場。
とくにわが子を可愛いと思うのは
愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンというホルモンが
重要な働きを持っとると科学的には言われてきました。
そんな話を
どこかで耳にしたコトもあるんじゃないかと思います。
オキシトシンというホルモンは
陣痛を起こして分娩を促進したり、
産後には
おっぱいの分泌をうながしたりもします。
さらに
親子の愛着、きずなを形成するのに
重要な働きを持つってね。
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たとえば
おっぱいを出すのにオキシトシンが働いて
そのオキシトシンが混じったおっぱいを赤ちゃんが飲めば
赤ちゃんも幸せ感が出てくるじゃろぅし、
おっぱいをあげるお母さんも
オキシトシンの働きで幸せを感じると。
ヒトの身体ってよぅできとるよねぇ♪
って腑に落ちやすいんじゃけど、
その一方で
最初からミルクをあげよったら
親子の愛情はつむがれんのんか?って話でしょ。
それもまた
違うと思うんですよねぇ。。。
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そんな風にずっと思っとったんじゃけど、
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校ワイル神経学研究所の
Devanand Manoli 氏の研究で、
オキシトシンは、
これまで考えられてきたほど、
社会的絆の形成に必要不可欠なモノではない可能性がある。
という報告をされてました。
もちろん
愛着、きずなの形成に
オキシトシンがひと役買ぅとるって面はあるんでしょうけど、
それだけじゃのぅて、
他にもいろいろ道はあるんじゃと。
まぁそうでしょうよねぇ。。。
我々は
シンプルにモノゴトを考えたがるけど、
ヒトの生命、肉体、営みって
そんな単純じゃないわな。
もっと複雑で
分かりにくいモノでしょうよ。
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じゃけぇこそ
治療するにあたっても
シンプルにし過ぎたら失敗するし、
ヒトを
俯瞰(ふかん)で大きな視野で診ていかんとねぇ。。。
つまり
ヒトを理解するってのはなかなか難しいけど、
それだけにおもしろいってのも
同時にあると思うんですよ。
引いたり、押したりしながら
今日も頭を悩ませつつ
これからも
治療を突き詰めていきたいと意気込んでおります。
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