出産後。
大仕事をやり遂げた
お母さんは疲れとるもんです。
そこに来て
休む間もなく
育児が始まるんで、
産後に不調を感じるんは
至極、当然と言ゃぁ当然。
出産後に
心や身体の不調を感じるお母さんは
9割もおられるという報告も。
産後の不調の背景には
女性ホルモンの分泌量の急激な低下がありますし、
その他にも
育児に対する不安などもあり、
産後1〜2ヶ月くらいの間に発症するうつ状態は
産後うつとかマタニティ・ブルースなんて呼ばれます。
うつ状態や不安感だけでなく、
イライラ、落ち込む、自己嫌悪感、孤独感に無気力、疲労、倦怠感、不眠などの
精神面の症状に、
腰痛、肩凝り、頭痛にめまい、耳鳴り、
冷え、むくみ、下痢、便秘、吐き気、食欲不振などの
肉体的な症状も。
さらに
乳汁分泌不足に乳腺炎、子宮周辺のトラブルも。
東洋医学的には
生命の源を宿す腎や
身体をめぐる気や血のせい
じゃと考えてます。
今で言う
女性ホルモン分泌量の低下なんてのは
東洋医学では
腎陰虚(じんいんきょ)と考えてます。
陰とは陰液のコトで
腎の持つ血や津液(しんえき)、精(気血の源)が
不足してしまうのが腎陰虚。
出産の時に
腎の陰を消耗して
こうなります。
この場合は
腎の陰を補うような
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
無気力、疲労、倦怠感などは
気の量が低下している
気虚(ききょ)というヤツです。
妊娠、出産、育児により
気を大量に消耗してこうなります。
気を補うような
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
鬱状態や不安感、イライラ、落ち込みなどは
気のめぐりが低下した
気滞(きたい)という状態。
産後の環境変化や育児のプレッシャーなんかで
こうなります。
気のめぐりを促進するような
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
疲れやすい、顔色が悪いなどは
血が不足した
血虚(けっきょ)という状態。
妊娠、出産、授乳などで血を失い
こうなります。
血を補う
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
さらに
気虚と血虚の両方が重なった
気血両虚(きけつりょうきょ)ってのもあって、
気も血も補うような
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
あと、
子宮周辺の痛みなんかでは
血のめぐりがうっ滞する
血瘀(けつお)ってのがあって、
うっ滞した血を除きつつ
めぐりを良くするような
漢方薬やはり・きゅう治療をしていきます。
といったように
東洋医学では
産後の不調にいろいろ対応していきますが、
消化に良い、
バランスの取れた食事を摂って、
ウォーキングやストレッチみたいな
軽い運動を心がけてもらい、
家族にも協力してもろぅて
リラックスできる時間や十分な睡眠や休養を取るなど、
日々の暮らしを
ていねいに積み重ねるコトが大切!
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