ステロイド。
強力に炎症を抑えてくれる薬で
特に自己免疫疾患などでは欠かせない薬。
喘息じゃとか関節リウマチ、アトピー性皮膚炎など
多くの病気で使われとります。
呼吸器じゃったり
皮膚科疾患なんかでは
吸入やら塗ったりみたいに
局所での使用が優先されるんじゃけど、
それで
十分、コントロールできん時には
飲んだり、注射をしたりの
全身への投与が必要になってきます。
それが続くと
糖尿病の発症リスクが
2倍以上高ぅなっちゃうと。。。
英・オックスフォード大学の
Rajna Golubic 氏らが発表されてました。
このステロイド。
実は
ヒトの身体の中で作られとるモノで、
生きてく上で必要なモノなんですが、
腎臓の上にポチョッと付いとる
副腎というトコロで作られとります。
しかし、
外から供給されると
身体の中で作るんを止めちゃう。
東洋医学的に言ぅと
五臓のうちの腎の働きが落ちちゃう。
腎という臓器は
身体を潤してくれる津液(しんえき)という水を
保持してくれとるんですが、
ステロイドで
腎の働きが落ちちゃうと
この身体を潤してくれる津液という
水が枯れちゃって、
胃腸が
乾燥して熱を持つようになる。
これが
東洋医学的な
糖尿病の発症メカニズムと
ちょうど重なる訳です。。。
まぁ
言い方を変えると、
東洋医学で考えてた
糖尿病の発症メカニズムが
西洋医学的にも
裏付けられたなって話なんですが、
じゃぁ、
治療はどうするんか?
って話ですよね。
東洋医学的には
腎の水が乾いとるんを
潤していくようにしながら、
胃腸を乾かしとる熱を
抜いていくようにする。
しかし
外からステロイドが供給されとる限り
腎の乾きと胃腸の熱は続きますから、
ステロイドを
減らしていってもらわんとね。
ただし
ステロイドを
長期的あるいは大量に使いよると、
元々、身体の中で作りよる
副腎の製造システムが止まっとりますんで、
ステロイドを急に止めると
ショックを起こしてしまうんで、
自己判断で
勝手に急に止めるコトはしないでください!
腎の水が潤い、
胃腸の熱が抜けてきたら、
ステロイドの量は
だんだん減らせてきますから
お医者さんと相談しながら
だんだん減らしていきましょう。
ステロイドって
使い勝手が良く、治療になくてはならない存在なんで
全否定するモノではないんですが、
使い方を
考えてイカんとね。
東洋医学の立場からすると
そんな風に考えております。
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