今月から
妊娠〜産後にまつわる東洋医学な話をし始めましたが、
第1回目は
妊娠中の養生にまつわるお話をしました。
今回は
妊娠中のカゼについて。
妊娠中、お母さんは
下腹に熱のかたまりを抱えとります。
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熱のかたまりってのは
お腹の赤ちゃんのことじゃけど、
一生の中でも
いちばん成長著しい胎児の時ってのは
陽のエネルギーが満々でまさに熱のかたまりなんですわ。
となると、お母さんは暑い訳。
なんなら冬場でも
薄着一枚でも過ごせちゃうくらい。
それで
常に毛穴が開いて汗が出とるような状態なんです。
ヒトの身体って毛穴を開いたり閉じたりして
身体の内側の熱を発散したり
逆に
外からの冷たい空気が身体に入ってこんように
コントロールしとるんじゃけど、
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身体の内側に熱のかたまりを抱えとったら
毛穴が開きっぱなしになっとって
ちょっとだけ体調が悪いくらいでも
外界の冷たさを身体の内側に引き込んじゃう・・・
それで
カゼをひいちゃう・・・
カゼをひいちゃうと
今度はこれ以上冷たい空気が入ってこんように
毛穴がキュッと閉じて内側の熱を発散できずに
下腹には熱のかたまりを抱えとるけぇけっこう高い熱が出ちゃう。。。
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じゃけぇと言ぅて
妊娠中はお腹の赤ちゃんのコト考えると
強いカゼ薬は飲めんですよね。。。
こんな時には
桂枝湯(けいしとう)っていう漢方薬で
身体表面の毛穴の力を取り戻してあげて
毛穴を開いてあげて内側に溜まりに溜まった熱を発散できるようにしてあげる。
発散する力が弱いために
身体の表面の方に水が停滞してその水のために関節が痛んだり、
汗が漏れ出るように出て肥満気味の妊婦さんには
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)で水を出す腎に力付けて
身体表面の毛穴の力も回復させてあげるようにする。
もちろん
妊娠中のカゼにも程度がいろいろありますから
この2つだけで全て解決する訳じゃないけど、
基本はこの2つのやり方に
さじ加減してある程度は対応できます。
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で、
何よりも大切なんは
初期対応!!
別に妊娠中でなくとも
男性がひいたカゼでも
初期対応は何よりも大切なんじゃけど、
お腹に赤ちゃんを抱えとるお母さんは
なおのこと初期対応が大切!!
なにせ
お腹の赤ちゃんを育てるのに体力を使ぅとるけぇ
カゼをこじらせたら
お母さんはしんど過ぎることになる。。。
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まぁ
妊娠中のお母さんは敏感になっとるけぇ
カゼの治療を先延ばしにすることはあんまないかもしれんけど、
2人目とか3人目とか上のお子さんが居る場合は
日々、バタバタしとってついつい自分の事を先に延ばしがち・・・
それで
カゼをこじらせちゃったら余計に大変なことになるけぇね。。。
病院じゃぁ対応しにくい妊婦さんのカゼも
東洋医学ではいろいろ対応の仕方はありますから
寒気とか熱っぽさを少しでも感じたら
早めにご相談くださいね♪
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