先生、私、頭が痛いんです・・・
いけませんな・・・
葛根湯を飲んでおきなさい。
お次の方・・・
先生、お腹が痛いんです・・・
こりゃぁ大変だ・・・
葛根湯を飲んでおきなさい。
あなたはどうされた?
先生、背中が痛いんです・・・
それは葛根湯がよろしい。
あなたは?
私はあの男の付き添いで来ただけです。
いけませんな・・・
それは退屈でしょう。
葛根湯をお飲みなさい。
これは上方落語の小噺で
葛根湯医者と呼ばれる
どんな病気にも葛根湯をというヤブ医者をこき下ろす話ですが、
実はここに
東洋医学の真髄が隠されとるとか、いないとか・・・
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西洋医学なら
頭が痛いなら頭痛薬、
腹が痛いなら腹痛の薬、
背中が痛いなら筋肉を緩める薬
なんて具合に
〇〇じゃったら××みたいになるもんですが、
東洋医学に病名は関係ないんです。
考えてみたら
カゼをひいて熱でも出りゃぁ頭は痛ぅなるし、
単純に頭痛がするだけのこともある。
腹が痛いのは
冷えたせいもありゃぁ
食べ過ぎたせいだってある。
東洋医学が大切にするんは
なんでそうなっとるんか? って部分なんです。
なんで頭が痛いんか?
なんで腹が痛いんか?
なんで背中が痛いんか?
このなんで?をとっても大切にしとって
つまりは
身体の中はどういう状況???
ってことを診とる訳です。
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カゼの引き始めには
首や肩が凝って頭痛もあってお腹が痛むことがあるかもしれない。
でも患者さんが訴えるのは
往々にしていちばん辛い症状じゃったりする。
そこで
治療を受けに来られた方が口でおっしゃるには
『頭が痛いんです』
『腹が痛いんです』
『背中が痛いんです』
となる訳です。
その話を聞いて
お医者さんとして
『ははぁ〜ん。
それはこういう状態のカゼじゃな。
ならば、葛根湯じゃわ』
と、一瞬で見抜いたとすれば
これは
けっしてヤブ医者なんかじゃのぅて
スーパードクターなんです♪
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ただね、
この小噺、実はよぅできとって、
葛根湯には腹痛の症状はないんです。。。
『腹痛』があれば
他の漢方薬を考えるハズ。
やっぱり
このお医者さん
ヤブ医者の可能性が高い・・・
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お後がよろしいようで。。。
病院で良くなる病気は病院で!
現代西洋医学とは異なる見立ての東洋医学には、
これまでとは違う、新しい可能性があります。
菊一堂鍼灸院 では、
これだけ科学的に発達した現代西洋医学でも
解決の方法のないつらい症状を持つあなたに
これまでとは
新しい可能性を提供できる場所になりたい。
そうして、健幸な人生を楽しんでもらいたい。
病院の治療で困ったときこそ、
頼っていただきたい。
伝統を重んじた、古くさい治療方法かもしれませんが、
現代西洋医学が医学界を席巻するこの時代にも
生き残っている東洋医学には理由があります。
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