自転車ロードレースのプロ選手が
5月に堺市で行われた国際大会でのドーピング検査で
禁止薬物に陽性反応を示していたことが分かった。
共同通信より抜粋
記事によりますと
この禁止薬物は喘息治療薬。
ザックリ言いますと、
喘息の治療薬ってのは
気道の拡張作用があるんで呼吸が楽になって
とくにスタミナ系の種目で使用されることがあります。
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治療薬でドーピング???
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
アスリートとは言え人間ですから病気もするでしょ???
そう思われるかもしれません。。。
そうなんです。
アスリートも人間ですから病気をすることはあるんで、
すべての治療薬を使えん訳じゃない。
治療上、必要であれば使用は認められるんです。
ただし
競技能力が向上する可能性がある場合は
基本的には使用できないんです。
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それでも
必要性が認められれば例外的に認められる。
そのために必要な手続きがあって
治療目的使用の例外措置 (TUE)
ってのを申請して承認を受けなければなりません。
今回はこれを怠っていた・・・
そういうことで
今回はクロという判断が下ったと。
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今回の一件をもう少し深掘りしましょう。
今回の選手は
この治療薬を2017年から使用していたそうです。
処方をしとったんは医師である母親。
事前申請すればこの治療薬を使用できることは
主治医である母親は認識していたそうですが申請していなかったと・・・
重大な誤りがあった訳です。
これでは
言い訳できないことになります。
またこの選手は
大会でドーピング検査を受けたことから
制度上は認められた過去にさかのぼって申請できる
遡及的(そきゅうてき)なTUEの申請をしましたが、
それも却下されたと。
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それはそうですね。
以前から治療で使用していた。
であるならば
ずっと前から申請できる条件下にあった訳です。
突発的に治療薬が必要になって
大会までに申請が間に合わなかった・・・
こういったケースのために遡及的なTUEがあるのです。
受けることはないだろう・・・なんてタカをくくって
いざ、検査を受けたから
焦って申請するためにある制度ではないんです。。。
主治医であるお母さんは
そこで勘違いを犯してしまってたのかなぁ・・・
この選手に対する処分はまだ決まってないようです。
どういう裁定が下されるんでしょうか・・・
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ドーピングに関する知識は
なかなか複雑で難しいところがあります。
自己判断で動くと
今回のように痛い目を見ます。
ぜひ専門家にご相談ください。
その一端を担っとるんが
我々、スポーツファーマシストです。
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