妊婦の血液で
胎児の染色体異常を推定する新型出生前診断 (NIPT) を巡り、
学会の指針に反し
認定を受けず実施する医療機関が少なくとも40施設あり、
約9割の37施設が
産科や産婦人科以外の診療科であることが、毎日新聞の調査で判明した。
毎日新聞より抜粋
新型出生前診断ってのは
妊婦さんの血液の中にある
お腹の赤ちゃんの微量なDNAを分析して、
染色体数の異常が原因となる病気の可能性を調べる検査。
妊娠10週くらいから検査ができるんで、
ここで異常が分かったら
中絶させることができる訳です。
それと
血液検査で済むので流産の危険性もなく簡単です。
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でもね、
これって
命の選別につながる可能性がある訳です。
どの親御さんも
我が子に『障がい』がない方が良いと思う気持ちは分かります。
ですが、
『障がい』がある子が可愛そうか?と言うと、
案外、そうでもない。
大変なことはもちろんあると思いますよ。
でもね
それはどんな子を育てても大なり小なりある訳で。
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日本産科婦人科学会では
この検査を実施するにあたっていくつかの指針を設けています。
産婦人科医や小児科医が常駐すること。
検査医の意義や倫理的問題などを理解してもらうための
専門家のカウンセリングをきちんと実施できること。
検査対象を
ダウン症、トリソミー18・13の3疾患に限定していることなど。
こういった指針をもとに
検査ができる施設を日本医学会が認定して実施することにしています。
今回の話は
これに反しとるという話。
ろくにカウンセリングもせず
検査内容の説明くらいしかせず実施しとる施設もあれば、
検査対象を3疾患以外にも広げとる施設もある。
ましてや
産婦人科医や小児科医はおらず
美容外科や内科、循環器科のお医者さんしかおらん施設もある。
便利ならえぇんですか???
お腹の中の命を簡単に扱い過ぎじゃないです?
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もし
染色体異常の可能性が疑われる事態になったら
こういった施設ではどう対応するんでしょうかね???
中絶したら、ハイっ、おしまい
って訳にはいかんような気がします。。。
お母さんの心にも大きな傷を残すと思う。
それをきちんとケアできる
準備もしとらんとかってね。。。
こういったことは
ニーズがあるから成り立っとるんでしょうよ。
つまり
親御さん側にも責任がある訳です。
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さまざまなことができるようになった時代。
だからこその問題も出てくる・・・
命も軽ぅなってきとる・・・
めぐりめぐって
生きづらい時代になるんじゃないでしょうか。
自分たちが快適に過ごせれば
我が子達の時代は知らない。
そんなことにはなってきちゃおらんかね?
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