警戒感。
とある新聞より･･･
新型コロナウイルスの感染者が多い地域の人と接触しただけで、
高齢者を預かる施設などが利用を制限したり、
役所が職員に待機を指示したりする
『非接触ルール』を設ける動きが各地で相次いでいる。
まぁ
気持ちは分からんでもない。
日本でこれだけ
死者とか重症者が少ない要因のひとつとして
高齢者施設の早急で徹底的な措置が挙げられていたりします。
10年くらい前でしたかね。
新型インフルが流行した時に
これらの施設では対応にてんやわんやになりました。
そこで
マニュアルを作成していたので
世界を見渡しても素早い対応で
面会謝絶にしたり事業所内での動きを統制したりしてくださってるそうで。
今回のように
感染症が流行して誰が犠牲になるって
高齢者施設にいらっしゃる
身体的に弱った方々なんですね。
目の前でパタパタ人が亡くなってく印象って
一般の方にはあまりないと思うんですけど、
じつは
こういった施設の高齢者が
けっこう亡くなられてるんです･･･
今回も
世界を見渡せば死者数が多い国々では
こういった施設での死者が多いようで
日本では
死者数の増加を比較的、抑えられとるんは
こういった施設の頑張り、踏ん張りであろうと。
そういう一面もあるようなのです。
しかし･･･
高齢者施設で働いてくださってるのは
まだ高齢でない方々でね。
この方達には
ちまたでの生活がある訳ですよ。
たとえば
亡くなったお父さんの法時に
息子さんが関東から戻ってこられた。
そのことで
『流行地域の息子さんに会った』という理由で
奥様は
ヘルパーの仕事を2週間、休まざるを得なくなったと･･･
また
単身赴任中の夫に大阪に行った後、
いっしょに行った子どもが
保育園から登園自粛を求められたと･･･
新型コロナの
感染の可能性がないとは言い切れません。
確かに
感染流行地域の方が
そうでもない地域よりも
確率論では感染する可能性は高い。
ですが･･･
ご存知のとおり、
いつ、どこで、なんでか分からんけど、
感染する可能性はある。
広島なんかでは
感染経路不明でポツッと1人だけ感染とか
ちょいちょいありますよね。
あれって
なんでなんでしょう？？？
おそらく
ちまたにウイルスはおる訳ですよ。
それに
たまたま接触したと。
それは
流行地域でも非流行地域でも
同じハズなんです。
もちろん
先ほども言いました通り、
確率論的には
流行地域での方が接触する可能性は高いですよ。
でも
流行地域なら絶対って訳じゃないし、
非流行地域でも
その確率は充分にあるハズです。
まぁ
気持ちは分からんでもないんですけどね･･･
一番の問題は
偏見とか誹謗中傷につながること。
それを阻止すべく
しかるべき機関がきちんと話を出していかんと
人々の分断を生んじゃうんじゃないでしょうか･･･
まぁ
この新型コロナウイルスは
これまでの感染症とちょっと違いがありまして
発症前の方が感染力が強いんじゃないか？
ってのがあるんで
慎重になるんは
致し方ない面もありますが、
親子でも逢えない･･･
家族でも逢えない･･･
これって
何かがおかしい･･･
医学的なことをベースに
いろんなことを総合的に判断して
もう少し
恐怖感を取り除く努力が
これからは必要ですよねぇ｡｡｡
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