海の向こうの
アメリカの話ではあるんですけど、
20年ほど前は、
転倒リスクを高める薬剤を服用していた米国の高齢者の割合は約57%だったが、
2017年には94%に増加し、転倒による死亡数は2倍以上になったという。
おそらく
日本でも似たようなもんでしょう。
いや、
もしかしたら日本の方が
転倒リスクの高い薬は
たくさん使われとるかもしれません。
データを調べた訳でもなく、あくまで実感ですがね・・・
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その
転倒リスクの高い薬ってのは
たとえば
抗うつ薬じゃとか抗けいれん薬、抗精神病薬に睡眠薬や鎮静薬。
一部の降圧薬に
日本ではたくさんは出てないけど、麻薬系の痛み止めなど。
こういったものは
足元をふらつかせやすい訳です。
とくに
筋力の低下などもある高齢者だと
転倒リスクは格段に高くなる・・・
で、
転倒しても
すり傷くらいで済むならなんの問題もないんですけど、
高齢者の場合は
わずかな転倒で骨折して
その結果、
寝たきりになったりして
生活の質(QOL)が一気に低下してしまう・・・
そこから衰弱が進んで
最後は死んでしまうと・・・
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転けずに
自力で生活できてたら
こうなるリスクは
ずいぶん先延ばしにできたじゃろぅに。。。
ただですね
こういった薬を悪者にしたい訳じゃないんです。
いずれも
治療には必要なんでしょうし、
薬自体に罪はないと言いますか・・・
要するに
使う側の人間に問題はないか?
と言いたいんです。
たとえば
お医者さん。
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ただ漫然と
フォーマット的に薬を処方してないか?
高齢になってくると
体内に入って来た薬の分解速度なんてのは
個々人によって大きく違う。
一般的にこうだから・・・と言ぅて、
個人差を見ずに処方しとったら量が多過ぎるなんてこともある。
ただ
それに関して言ゃぁ
出して飲んでもらわんと
実際のところは分からんのです。
ですから
高齢者本人とか
周りのご家族がおかしいな・・・
と思ぅたら
それを
お医者さんに伝えることも大切。
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たとえば
えらいつまづくようになったとか
これまで違ぅて
家におることが多ゅぅなったとか。
そういう
ちょっとしたあれっ?っていうんを
ちゃんと伝えることが大切。
お医者さんが処方してくれとるんだから・・・
と、タカをくくっちゃダメなんです。
そういうちょっとした
直感って大切。
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これから
ますます高齢化は進むんでしょう。
であるならば
転倒リスクが高ぅなる薬は処方されることも増える。
その時、大切なことは
ご家族の直感だったりするんです。
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