過日、お伝えしました
日本スポーツ振興センター(JSC)が
トップ・アスリートの遺伝子を調べて
競技成績やケガのリスクとの関連を
調べてみようとしてたけど、
遺伝情報を使って
アスリートの発掘や育成、強化につながっちゃって
それやマズいんじゃないの?
ってコトで研究を止めたって話。
(その話はこちら → 『何でも遺伝子♪』)
ヘタすりゃぁ
差別にもつながりかねんので、
研究を止めたんはえぇ話じゃと
個人的には思ぅとったんですが、
このたび、
その研究を応用して(?)、
方針転換を決めたようで。
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次なる目標は
遺伝的な体質が原因にも関わらず、
ドーピングと疑われてしまうケースを防げないか?
という研究。
今年、行われたパリ五輪でもありましたが、
女子ボクシングの選手が見た目は女性であるにも関わらず、
テストステロンと呼ばれる男性ホルモンの値が
女性のレベルではないので、
女子として考えるのか?
男子として扱うのか?
みたいな話。
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彼女としては
これまで女として育てられ、
本人も自分は女じゃと自認しとっても
このような
遺伝的な体質のせいで疑われるなんて
思ってもなかったでしょうし、
ましてや
意図的にドーピングを
犯してる訳でもないんですから、
人としての権利を
大きく侵害されてしまってますよね・・・
こういう事例をなくしていくための研究へと
方向転換するみたいです。
ちょっとうがった見方をすると
よっぽど遺伝子の研究をしたがっとるようにも
見えなくもないんですが、
今、スポーツの世界では
遺伝子をいじくって(操作して)、
競技能力を高めるコトが
すでに行われているんじゃないか?と
まことしやかにささやかれております。
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決定的な証拠というモノを見付けられてないんで
ささやきレベルではあるんですが、
スポーツの公平性と
ドーピングの悪質性は
いたちごっこなんで、
遺伝子の研究ってのを
推し進めなければならんという
事情もあるのでしょう。。。
我々、スポーツファーマシストも
公平な競技ができるように頑張っとるんですが、
こんなレベルまでになると
我々のレベルで見付けられるか?というと
なかなか手に負えん感じですからねぇ。。。
1人、1人の良心に訴え続けて
未然に防げるようにしてかんとイケんなと。
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