抗ヒスタミン薬。
名前くらいは
耳にしたことがあるでしょうか???
春先には
お世話になっとって方もけっこういらっしゃるんじゃないかな。
花粉症に使ったり、
皮膚のかゆみなんかに使ったり。
ヒスタミンは
アレルギーを引き起こす物質として
鼻水を垂れ流したりかゆみを誘発したり
どちらかと言ぅと『悪者』的な認識かと思いますが、
脳内の神経物質として
睡眠や食欲、記憶などを調整する物質でもあります。
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花粉症などで抗ヒスタミン薬を服用すると
なんとなく頭がボーッとして
記憶力が低下するんは気のせいではないんです。
なんとなく安心した方へ・・・
もしかしたら
薬のせいじゃないかもしれんですが・・・ (笑)
そこで
ヒスタミンの分泌を促す薬で記憶が良くなるか?って調べてみたら
これまた面白いことが分かったみたいで。
東京大学などのチームが
米医学誌電子版に発表した研究結果によりますと、
薄れていた記憶は回復させる一方、
鮮明な記憶には不鮮明にさせるように働いているようじゃと。
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おもしろいですよね。
弱かった記憶を復活させるんはありがたいことじゃけど、
鮮明な記憶はボヤッとさせるって。
ボヤケさせるところに
どんな意味があるんでしょうね???
それはそうと
花粉症の方の鼻水やかゆみを止めるのに
今や抗ヒスタミン薬ってなくてはならんもんなんですが、
それを使うと
記憶力が低下してしまう・・・
つまり
ヒトを診る時って、
なにかひとつの症状にとらわれ過ぎてはイケない!!
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それを
端的に現しとる事例かなって。
最近、
とくに西洋医学は
どんどんミクロの世界を追求していって
全体を見渡しとらん治療が多くなってます。
『木を見て森を見ず』みたいに。。。
それで
全体のバランスが崩れてしまっていたり・・・
その点で
東洋医学、
いや
昔の人達ってのは
全体のバランスをよぅ観察して
医学に繋げてきてんだなぁ・・・ と。
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臨床の場で実践すればするほど
そのことを感じれるんです。
ただ
東洋医学だけが素晴らしいとは言いません。
西洋医学が素晴らしい側面だってたくさんある訳です。
それに今の時代は
西洋医学が全盛の時代ですから、
ほとんどの方は西洋医学のお医者さんに
身体を診ていただくことからスタートすると思うんですよね。
ですから
西洋医学ではいまいち・・・なんて時や
なんとなくの不調・・・みたいな時は
東洋医学にご相談ください。
ちょっとだけ専門的に言ぅと
機能的な問題に強いです♪
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