エビデンス。
医療の世界では
これが大切って言われます。
デジタル大辞泉によると
1, 証拠。証言。
2, 医学で、臨床結果などの科学的根拠。
その治療法がよいとされる証拠。
なんて書いてあります。
エビデンスベースドメディシン
なんて言われ
証拠に基づいた医療
なんて訳され方をしますが、
たとえば
薬が薬として販売されるまでに
臨床試験ってのがいろんなヒトに行われて
そこで
この薬は効果があるよ!っていう結果が出たら
薬として販売することが許可され
実際に患者さんに使えるようになるんです。
ですが・・・
実際の現場では・・・
患者さんも
十人十色って言いますか
それぞれの患者さんで
同じ病名でも中身が違うんで
使ってみんと効果が現れないってコトもある。
なんなら
効果がのぅて副作用が出るってコトもある。
残念な話ですが
そりゃぁある程度、仕方ない・・・
そこまで予測できて
医療が進められるようになりゃぁえぇんですが
さすがになかなか難しい・・・
毎日新聞の健康欄にあった話ですが、
神経障害性疼痛に使うプレガバリンって薬の話。
神経障害性疼痛(とうつう)ってのは、
何かしらの原因によって神経が障害されて、
それによって起こる痛みのことなんですが、
具体的には
帯状疱疹の後に残る痛みや
糖尿病の合併症に伴う痛み、
坐骨神経痛や頸椎(けいつい)症に伴う神経痛みたいなんがあります。
もう少し詳しく
プレガバリンの効き方をみると、
神経にある特殊なタンパク質に働いて
痛みを抑えるそうなんですが、
逆に言ぅと
『特殊なタンパク質』が出とらんと
効き目はないんです。
ほいじゃが
医療の現場では
『特殊なタンパク質』が出てきとらん時にも
お医者さんは使ってみよるんですよ。
まぁそれが悪いとも思わんし、
臨床試験だけですべてのことが分かる訳じゃない。
使ってダメなら
それはそれとしてデータとして蓄積されて
その薬の使い方がより正確になってくんでね。
でも、
2019年の腰痛診療ガイドラインには
たいして効かんにも関わらず
推奨されるように載っとる。
このガイドラインってものは
お医者さんがこれを参考にして
治療方法を考える元なんよね。
そこに
効き目がないにも関わらず
推奨されとるってのがね・・・
これが
お医者さんの言う
エビデンスベーストメディシンなんか???
策定委員のお一人は
『医療現場で使える薬が少ないことも背景にあって
ガイドラインに掲載された』
とおっしゃってるとのこと。
先ほども申しましたが
個人的な想いでは
効き目が出んかな?ってことで試しに使ってみることを
否定するつもりはありません。
こういう患者さんには
この薬、効き目ないんだな・・・
ってのも
よりたくさんの方を良くしていくためには
必要な経験じゃと思うから。
でも
患者さん思いのお医者さんが
参考にするガイドラインなるものに
何の事情か知らんけど
間違った情報を載せるんはどうなん???
って
ワシが怒る根底には
東洋医学はエビデンスがない!
なんて非難されるんよね。
西洋医学を信奉するお医者さんに・・・
非難されてもけっこうなことで
患者さんが満足されとる現実があれば
非難されてもたいして気にはならん。
でも
あんな訳の分からないモノは止めときんさい!
なんて言われると
了見の狭いそのお医者さんに
怒りを覚える・・・
あんたらの信じる
医学的根拠に基づいた医療ってのも
その程度のもんじゃ・・・
と。
口汚い言葉のひとつも
かけたくなる訳ですよ・・・
でもね
本当はそうじゃない。
患者さんに近いお医者さん達の多くは
究極、何でもえぇけぇ患者さんを楽にしてあげたい!
その想いを最優先に
日々、患者さんを診とってんです。
そのことはよぅ分かっとるつもり。
東洋医学を実践しよるワシらも
ただただそれだけの想いなんです。
患者さんが笑顔を取り戻せれば・・・
西洋医学も東洋医学も
何のこだわりもない!!
無用な争いは止めて
よりより医療になるように・・・
患者さんが笑顔になれるように・・・
これからも精進していかなければね・・・
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