昔の食材に比べて最近の食品は
栄養価が落ちてきとる・・・
なんてよぅ言われます。
これも諸説あって
そうでもないという話もあるんで
すべてを鵜呑みにしちゃイケンのんでしょうけど、
個人的な感覚としては
栄養価の低下はあるんじゃないかなと
考えております。
そのひとつの例として・・・
ワシらが小さい頃は
にんじん、ピーマンなんてのを
嫌いな子どもってけっこうおったけど、
最近は
野菜の好き嫌いなんてのが
少なくなってません???
もちろん
品種改良など農家さんのご努力もあって
昔よりも食べやすい味のモノがたくさん出回っとるんかもしれんけど、
味が薄ぅなっとるような気がしませんか?
あれって
栄養価低下のひとつの例なんじゃないかな。
でも
もう一度、言ぅときますよ。
農家さんなどのご努力で
味の良いモノが出回っとるだけで
子どもの好き嫌いが
昔より少なくなったけぇ
栄養価も落ちとるんじゃろぅ・・・
っていうんは
ワタクシ個人の主観ですし、
農家さんのご努力を
悪く言うつもりもなければ、
昔を懐かしんで
ノスタルジーに浸りたい訳でもありません。
で、今回、
米パデュー大学のConnie Weaver 氏と
米ライダー大学のHongbing Sun 氏の研究で
赤肉の摂取を控える人の増加と、
食品に含まれている鉄分の減少とによって、
鉄欠乏性貧血の有病率が上昇している。
との報告が出てました。
鉄分は
言わずと知れた
全身に酸素と栄養を運ぶ血液を作るのに必要な成分。
鉄分が不足して
貧血になっちゃうと、
だるさやめまい、
ひどい場合には心不全になったり
重大な健康問題につながることも・・・
で、
この先生らが推測した栄養価低下の要因に
単位面積あたりの収穫量が増えたけど、
同じかさの中に含まれる栄養分が減ってるんじゃないか?
と、推測されてたんですね。
ワタクシ的には
これがけっこう腑に落ちまして。
たとえば
ウシさんにあげるエサがカロリー高めたりして
大きくなりやすくはなったんでしょうけど、
栄養は詰まっとらんで
大きいけどスカスカなんかなと。
植物も収穫量が増えた分、
同じ土から摂り込んでいける栄養価は
そんなに変わらんじゃろぅけぇ
一粒、一粒に含まれる
栄養価の濃さが薄まってんのかな?と。
じゃけど
人が食べられる量って
そんなに変わらんじゃないですか。
ほいじゃったら
栄養価が薄まった分、
身体に取り込める栄養価も少のぅなるんかな?と。
大量消費の時代には
たくさんの量の食品が必要で
農家さんなどのご努力によってこうなってきたんで
時代を否定するようなことは
なかなか言いにくい訳ですが・・・
それでも
我々、ひとり、ひとりは・・・
きちんとした食べ物を
なるべく選んで食べることも必要なのかなと。
消費者がそういうものを望んで
それに対してきちんとした対価を払えば
農家さんも
そういうものを作ってくださるように
またなってくんじゃないかとね。
最近は
効率ばかりを重視して、
遠回りじゃったり
地道にコツコツなんてコトを
遠ざける時代ですけど、
しっかり
お日様を浴びながら
しっかり
時間をかけて育てたモノを選ぶ
ってのは大切なコトかなと。
そこには
いわゆる栄養価だけじゃ計れない、何か大切なモノが
詰まっとるような気がするんですよね。
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