言葉としては
耳にしたこともあるグルテンフリー。
言葉くらい
ご存知ですよね???
なんでもグルテンってのは
小麦粉の中に含まれるタンパク質らしく、
パンの粘り気、もちもち感はグルテンのおかげらしいです。
うどんやラーメンのコシの正体もこのグルテンのおかげらしい。
調べてみたらおもしろいもんで
パンや麺をこねる時間や強度でも粘り気とかコシが変わるし、
塩分を添加すると強くなり、
砂糖を添加すると弱くなるそうです。
それでパンや麺をこねる時に塩を入れるし、
柔らかいパンに砂糖がたくさん入っとるってのはこういうことなのね♪
そんな
グルテンを敵視したグルテンフリー食品が
世間の耳目を集めとるそうですね。
ワシはそんなことまったく気にせず
美味しければグルテン入っとってもいっこうに構わんのんですがね・・・
日本でこの言葉が浸透して
グルテンフリー食をみなさんが漁っとる始まりは
男子テニスのNo.1、ジョコビッチ選手の著書が発端という話があるそうです。
彼が試合でも棄権することが多かったのに
グルテンフリーの食事に変えると体調がメキメキ良くなって
試合でも勝てるようになってランキング1位になれた♪
そんな内容らしいです。
なんですが・・・ 実は彼・・・
小麦と乳製品にアレルギーを持ってたそうなんです。。。
おそらく彼は欧米人・・・
(セルビア・ベオグラードって欧米???)
主食はパンになるんじゃないかと・・・
となると
それにアレルギーを持っとるんで
そりゃぁ体調悪ぅなるよね・・・
じゃぁ
アレルギーを持たない一般人が
グルテンフリーを実践するとどうなんか???
いろんなご意見があるでしょう。
が、
今日、ここでは耳に痛い話をさせていただきます。
グルテンは小麦の中の胚乳の中にあるそうです。
米で言ぅと白米の部分です。
あそこから
どうやってグルテンだけを抜き取るんかは分からんのんじゃが、
それが現代の技術では可能なんでしょうね・・・
まぁでも
胚乳からグルテンを抜いた小麦なんて
なんの栄養素が残るんじゃろ???
そこで日本では米粉が流行っとるんとね。
米粉って最初はパンや麺には
あんまり向かんかったそうですが、
最近では品種改良なんかで
パンや麺にも向くようになったとか。
で、
グルテンフリーが推奨される理由ですが、
冠動脈疾患。
つまり、心臓病が減るとか
ダイエットに効くとかあるそうですが・・・
なんとっ!!
科学的にちゃんとした文献では否定形が多いみたい。。。
もちろん小麦にアレルギーがあったり
自己免疫疾患のセアリック病の方やグルテン過敏症の方は
グルテンフリー食が大切じゃそうですが・・・
ちなみに日本人で
グルテン過敏症の方は最大5%程度、
小麦アレルギーの方は0.2%程度らしいです。
そもそもですね・・・
ニッポン人なら
米を食べればえぇ!!
パンも麺も美味しいですけど、
それが主食になっとんはおかしぅないですか???
ニッポン人は
長い時間をかけて米が合うように進化してきとる。。。
たとえば
日本人の腸は欧米人より長いらしいしね。
パンや麺を食べんな!
って言ぅつもりはまったくないですけどね。
でも
主食は米がえぇんじゃない???
流行の言葉に乗せられて本質を見失っちゃね・・・
参考文献
BMJ 2017;357:j1892
JAMA Intern Med. 2016 Nov 1;176(11):1716-1717.
BMJ2016;357:i2716., JAMA Intern Med2015;357:373-84.
Br J Nutr. 2009;102(8):1154-60
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