ご存知ですか???
薬の値段の決め方。
そもそも
薬のお値段って公定価格(こうていかかく)って言ぅて
国が決めたお値段でやり取りされとります。
基本的には
同じ薬なら全国どこでも
卸さんから薬局、薬局から患者さんへと渡っていく値段は同じなんです。
卸さんから薬局へと渡る時は多少の値引きなんかはありますが、
最近ではほとんど値引きはないに等しいです。。。
つまり
他の品物とは違ぅて
需要と供給の原理は働いとらんシステムの中で
薬はやり取りされとるんです。
これ自体も
あまり知られとらん事実かもしれんですね。。。
そんな国が決めたお薬の値段、
薬価というもんはどうやって決められとるんか?
ご存知でしょうか。
おそらくご存じないですよね・・・(笑)
まず新しく発売される薬は
大きく分けて2つのタイプに分けられます。
ひとつめは
これまでの効き目と似たタイプの薬と
もうひとつが
これまでにはなかった効き目の薬です。
効き目が似たタイプの薬は
これまでにあった薬の値段をベースに
これまでの薬と比べて効き目がどれくらい良いか?なんてことで
ベースの価格に上乗せするかどうかを決めていきます。
この方式を
類似薬効方式と言います。
もうひとつのタイプ、
これまでにないまったく新しい薬は比較対象がないんで、
原材料費や製造費などの原価を基に価格が決められます。
この方式を
原価計算方式って言います。
最近は後者の原価計算方式の薬が
世の中にポンポン出て来とるんです。
つまりは
真新しい薬がポンポン出て来よるってこと。
有名どころでは
抗がん剤のオプジーボ。
これまでになかった
まったく新しい効き方の薬で原価を基に薬価を出してみたら・・・
100mg、73万円になってしまった。。。
たとえば肺がん患者さんの場合、
1年間でおよそ3,000〜3,500万円はかかる計算。
これではやってけないってことで
今年度から費用対効果評価という
効き方次第で薬の値段を変えていきます
という新しい方法が始まりました。
これのルールは
完全に健康な状態で1年間、生存期間を延ばすためにかかった必要な費用が
これまでの薬と比べて500万円以上かかる場合は薬価を引き下げ、
1,000万円以上になると
さらに調整幅の上限を超えて薬価の調整をしますよってものです。
このルールに則って
今年度は7品目を評価したそうで
そのうち2品目がこの4月からお安くなるそうです♪
さっきもお伝えした
オプジーボもそのひとつで、
今回の引き下げで100mgあたり28万円になります。
引き下げ率は
当初の値段からいくと6割超の値引き・・・
4年も経たんうちにこれだけ値引き・・・
当初の目論見より
売れる量が変わってきとるとかもろもろの事情がありますんで、
一概に
ものすごい値引きとかってひと言では言いにくいんですが、
まぁ単純に数字だけ見ればものすごい値引き率。
薬の値段の中には
原価以外にも将来の研究開発費なんかも含まれとるんです。
今の時代、
薬って開発するのにめちゃくちゃお金と時間がかかるんで
それを見込んで薬の値段に入れといてもらわんと
製薬会社はやってイケンのんです。。。
まぁ国のやるコトですから
その辺りのことは織り込み済みできちんとやっとるとは思うんですが、
薬の消費者である我々もその辺りのことも知っといてもらわんと
薬の値段が高い!ってワァワァ騒ぐだけじゃ能がないけぇね。。。
今日は
そんなこんなで薬の値段の決め方をお伝えしてみました。
誰かのタメになったかなぁ。。。
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