不妊治療を東洋医学的に解説!【その16】

 

前回は
不育症の東洋医学的な解説をしました。

(前回のお話は⇒『不妊を東洋医学的に解説!【その15】

 

今回は
不妊治療のサポート 的な話を東洋医学的に解説。

 

 

 

 

不妊治療に付きもんなんがホルモン剤

 

多くの場合、
女性ホルモンの類を使ぅて
女性の月経や排卵、子宮内膜の育成などを目的に使用していきます。

 

 

 

これまでも何度かお話しとる通り、
女性が一生に分泌する女性ホルモンの量はわずかティースプーン1杯

 

毎月、40年くらいで
ティースプーン1杯ですから
1回に分泌される量ってのはほんとうにごくごくわずか。。。

 

それで女性を女性たらしめとるんじゃけぇ
性ホルモンってのはすごいって思うと共に
わずかな狂いで大きく乱れちゃう。。。

 

 

 

不妊治療の段階が進めば進むほど
女性ホルモンの使用回数も使用料も増えてくる傾向にあります。

 

ただ、薬ってのは
どうしても『〇mg』とか『〇μg』とかって容量を決めちゃわないと
なかなか流通に乗せるんが難しいじゃないですか。

 

内容量を細かに分けて
あんまりたくさんの種類を販売するってのは非現実的ですよね。

 

 

そこで
たとえば『1mg』を2錠とか3錠とか使って
そのヒトに合う量をなんとか調整しようとするけど、

ホルモン剤ってのは
そのさじ加減みたいなんが非常に難しい・・・

 

 

しかも
女性ホルモンに対する感受性ってのが人それぞれで
バラツキが大きい・・・ と来たもんだ。。。

 

 

 

 

で、その結果・・・

副作用として
東洋医学で言ぅところの水滞瘀血になりやすい。。。

 

 

 

水滞ってのは
水の停滞のことです。

 

自覚的に分かる症状としては
むくみでしょうかね。

それに便秘とか落ち込んだり

 

 

こんな時には
血が絡んだ水滞になっとって

九味檳榔湯(くみびんろうとう) って漢方薬で
血を増やしてオシッコで水を出してやります。

 

 

身体の表面に水が停滞しとる場合、
ジワっと汗ばむ方が多いんですけど、

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
腎に力を付けて水を出してやります。

 

 

あとは
汗やオシッコはよぅ出よるんじゃけど
喉が渇いてたくさん飲んで全身が浮腫んどるような場合、

こういう方の脚は
押してもパンパンって感じが多いですが、

越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
胃腸の方を整えて水を出していくようにします。

 

 

 

 

瘀血になっとる場合は
いつもの駆瘀血剤(くおけつざい)の類を使いますが、

こういう方は
オシッコが出とって便が硬めの人が多いです。

 

 

月経前症候群(PMS)や
月経の時に便秘しやすい方には
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)を使ぅて、

 

 

肝経ってところに血の停滞が診られる方には
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を使います。

 

 

 

 

まぁこれだけで
全てをまかなえるもんではないのが現実で、

人それぞれで
ひとりひとりに合わせていろいろなんですけどね。

 

 

それでも
ホルモン剤では難しい処を
巧みにフォローしていく術が東洋医学にはありますんで、
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