前回、
ひと口に熱と言ぅても様々ありまして･･･
って話をさせてもらいました。
（その話は⇒『ひと口に『熱』と申しましても･･･』）
ざっくり言ぅと
東洋医学で言う熱は体温の上昇だけではのぅて、
自覚症状に他覚敵な状態など感覚的な部分も含めて考えんとイケンですよ！
って話でした。
それはなぜか？と言いますと、
身体の中のメカニズムが把握できんと、
体温の上昇にだけいくら注目したって治療できんからです｡｡｡
熱が出とるけぇ
熱冷ましで熱を下げるってのは治療ではないんです。
ただ症状を抑えとるだけで
ひとつも治しちゃぁおらんでしょ。
まずは発熱。
古典的には『ほつねつ』って読みます。
『熱の出る時間帯に規則性がない』
そんな熱のことを言います。
その中にも
表熱（ひょうねつ）と言ぅて
身体を輪切りにして
バームクーヘンみたいなイメージを持ってもらいまして
輪切りの外側、
つまり身体の表面の熱と
輪切りの内側の方、
つまり身体の内側の熱があって
こちらの方を
裏熱（りねつ）と言います。
カゼの時のいわゆる熱は表熱の方で
発熱とともに寒気を感じることが多々あります。
汗は出たり、出んかったりしますが、
カゼのはじめはだいたいこの熱の出方。
こういった場合には
身体の表面にある熱を汗をかかせたりして
表面から追い出してやればスッと治ってしまいます。
一方、カゼが進行してしもぅたら
身体の内側が暑苦しいコトってありません？
なんか得も言われん感じでムカムカって言ぅんでしょうか
まさに奥の方が暑ぅてやれんヤツ。
身体の奥の方に熱がこもってしもぅとる場合は
寒気はのぅて寝よったら寝汗をかいたりね｡｡｡
喉が渇くこともよぅある症状です。
内側に熱がありますけぇ
大便も乾燥させてしもぅて便秘がちにもなりやすい。
さらに
身体の内側に熱がこもっとるけぇ
熱を追い出しにくいですよね｡｡｡
こういった場合には
オシッコとか大便に熱を乗せて外に追い出してやるんです。
身体の表面まで熱を浮かせて追い出すより
内側から熱を抜いてやる方が理に適っとると思いません？
今日はこの2つをご紹介しときましょう。
まだまだ熱の種類はあるんですが、
いっぺんに言ぅても頭がこんがらがっちゃうでしょうから。
でも
この2つの熱を比べるだけでも
身体の中のメカニズムが違うことはお分かりいただけたでしょ？
ほいじゃったら
治療の仕方も当然変わる。
これが
東洋医学の考え方なんです。
病院で良くなる病気は病院で！
現代西洋医学とは異なる見立ての東洋医学には、
これまでとは違う、新しい可能性があります。
菊一堂鍼灸院 では、
これだけ科学的に発達した現代西洋医学でも
解決の方法のないつらい症状を持つあなたに
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病院の治療で困ったときこそ、
頼っていただきたい。
伝統を重んじた、古くさい治療方法かもしれませんが、
現代西洋医学が医学界を席巻するこの時代にも
生き残っている東洋医学には理由があります。
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