厚生労働省の専門家会議は、
10代のインフルエンザ患者に
治療薬タミフルの投与を
再開する方針を決めた。
共同通信より抜粋
インフルエンザ治療薬タミフル服用後の
異常行動がいろいろと報告され、
10代のお子さんへの原則投与が禁止されたんが2007年。
ワシがまだ薬局でも働きよる時で
ハッキリ記憶があります。
早いもんですねぇ・・・
あれから10年が経過しとったんじゃねぇ。。。
インフルエンザ治療薬タミフルが発売されたんが2001年。
それまでは
インフルエンザの治療薬は『アマンタジン』ってのしかのぅて、
タミフルは画期的な薬のひとつじゃったんですね。
それ故、発売1年目は爆発的に使われて
在庫を確保するんが大ごとで
問屋さんになんとかどうにかならんかお願いし倒したなぁ。。。
さらに
発売1年目は子ども用の粉薬がなかったけぇ
カプセルを外して乳糖っていう混ぜ物して
それを計って子どもにも出しよったけぇ手間がかかったりね。。。
そんなこんなで
インフルエンザになったら猫も杓子もタミフル、タミフルでした。
それが何の因果か
10代のお子さんを中心に
タミフル服用後の異常行動での死亡事故などが各種、報道されまして、
一気に恐れられる薬になった。。。
ですがね、
報道され始めた当初から
医学的には懐疑的な意見もかなりあったんですよ。
というのは・・・
タミフル発売前から
インフルエンザにかかると
一定程度の割合で似たような異常行動って発生してたんですよ。
それが
インフルエンザ・ウイルスのせいか
インフルエンザの症状の高熱のせいなんか
そこら辺は解明されとらんかったけど、
事実として
異常行動は発生しとった。
タミフルを飲んだせいで
それまでよりも異常行動の発生件数が爆発的に増えたんか???
ってなると
発売以前とそれほど変わらんという報告があったりね。
なんじゃけど、
薬を使う市民が恐れとるもんを
お医者さんも積極的に使う訳にもいかず
2007年になって
原則、10代子どもへの投与を原則、禁止することに。
ワシも懐疑的な意見でしたが、
この判断自体は『妥当』なもんかなとも考えてました。
みなさんが恐がっとる訳じゃけぇね。
いろいろ研究してみて
白黒ハッキリさせてから
どうするか考えるんが妥当なんじゃないかなって思ってました。
それから月日が経ち
薬屋さんからはり屋さんメインへ仕事も代わりまして
なんとなく忘れかけとるような話題でしたが、
久しぶりにこの話題に触れて・・・
早いもんじゃねぇ・・・
あれから10年が経過しとったんじゃねぇ。。。
また今回の方針決定では
タミフルと異常行動の因果関係は分からず、
ただ事実として
服用の有無や他の薬との差はないとのことで再開が決まったそうです。
結局
白黒までは付かんかったんかぁ・・・
とも思った訳です。
今シーズンの冬は
インフルエンザの方が異常に多かったですよねぇ。。。
次のシーズンの冬はどうなりますかねぇ。。。
インフルエンザにかかれば
10代のお子さんでもタミフルを出すことが増えるんじゃないでしょうか。
でも、ビックリせんでくださいね。
今回の方針決定があってのことです。
タミフルを飲もうが飲むまいが
インフルエンザにかかれば異常行動は起こりうるんです。
ですから、
発熱から2日間はひとりっきりにせず、
なるべく大人の目が届く所で様子を見てあげてください。
また
インフルエンザは
インフルエンザ治療薬を使わなくとも治ります。
ほとんどの場合は
何もせずジッと寝とれば治りますが、
はり・きゅうや漢方薬でも早く・スッキリ治せます♪
以上、報告でございました。
病院で良くなる病気は病院で!
現代西洋医学とは異なる見立ての東洋医学には、
これまでとは違う、新しい可能性があります。
菊一堂鍼灸院 では、
これだけ科学的に発達した現代西洋医学でも
解決の方法のないつらい症状を持つあなたに
これまでとは
新しい可能性を提供できる場所になりたい。
そうして、健幸な人生を楽しんでもらいたい。
病院の治療で困ったときこそ、
頼っていただきたい。
伝統を重んじた、古くさい治療方法かもしれませんが、
現代西洋医学が医学界を席巻するこの時代にも
生き残っている東洋医学には理由があります。
お気軽にご相談下さい!!
予約優先 で鍼療しております。
ご相談・ご質問などがございましたら、
お電話などでご連絡下さい。
TEL:082-262-9522
FAX:082-262-0150