夜中、
お子さんが熱を出してしんどそう・・・
あなたならどうします???
額に手を当てて
熱があるかないかみてみるんじゃないでしょうか?
夜中、
お子さんがお腹が痛いと言って泣き出した・・・
あなたならどうします???
お腹を優しくさすってあげるんじゃないでしょうか?
たったそれだけで
しんどそうだったお子さんが、
お腹を抱えていたお子さんが、
少し落ち着きを取り戻しまたすやすや寝始めた・・・
こんな経験があるんじゃないでしょうか???
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2018年11月に横浜市で開催された第46回 日本救急医学会で
こんな非科学的な口演があったそうです。
救急受診した尿管結石患者の問診中、
仰向けに寝ていた患者が訴える
背中の痛がる部分に手を添えていたところ、
悶絶していた患者の痛みが
鎮痛薬も使用していないにもかかわらず、車椅子に乗れるまでに改善したー
m3.com 時流より抜粋
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この口演をされたのは
東京女子医科大学救急医学臨床教授の武田 宗和 先生。
2018年3月に救急で受診した55歳男性。
突然の腰背部痛で救急外来を受診されて
診察台の上で安静を保てないくらいの激しい痛みを訴えていたので
仰向けのまま問診を進める間、
患者さんが痛みを訴える右背部に
触診も兼ねて先生の手を添えていたそうです。
武田先生は
とくにはり・きゅうだとかツボの知識はなかったそうです。
ただあまりに患者さんが苦しそうなんで
とりあえずなんとかしたくて手を添えたそうです。
この経験に驚き、
後ほどいろいろ調べてみたら
『志室』というツボにたどりついたそうです。
はり・きゅうでは
時に『尿管結石の疝痛発作』に使うことのあるツボです。
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ただ最初のケース以降、
他の患者さんにも試してみたけど、
巧く行ったり巧く行かなかったり。。。
他のお医者さんも興味を示して試してみてくれたモノの
こちらも巧く行ったり巧く行かなかったり。。。
でも、
『志室』の存在を知ってから試行錯誤するうちに
成功率が上がってきたそうです。
最初の話も武田先生の話も
大雑把にまとめると
これが本当の手当てなんよね。
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東洋医学のはじまりもこの手当てなんです。
目の前に苦しんどる人がいる。。。
どうにかしてあげたい・・・
でも
どうしたらえぇんかよぅ分からん・・・
とりあえず
痛む場所に差し出した手の平を当てる。
すると
なんだか楽になった。
こういうことから
ツボだとか経絡ってのがだんだん分かってきたんです。
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東洋医学は経験医学なんです。
こういったものが長い時間をかけて集積されて
体験を元に理論を後付けで構成していった。
だから
科学的な証拠、つまりエビデンスはないけど効くんです。
とかく
エビデンスが強調され
みなさんも科学的データに慣れ親しみ
数字に踊らされとることが往々にしてあるんじゃないかな?
ワシも医学・医療以外の分野ではデータがあると信じてしまう・・・
ですがね、
データがなくても効き目がある時には
信じてもえぇんじゃないかな???
もちろん
データがあることを否定するつもりはないですけどね。
時と場合によっては
データなくても効くものも世の中にはあるってコトを
もっともっと知ってもらう努力せんとイケンな・・・
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