糖尿病患者さんが
いつも気にされてらっしゃるHbA1c。
過去2〜3ヶ月分の
平均的な血糖値がバレるというもの。
学生時代、
体重測定の前にご飯を1食か2食抜いて
体重を少なめにしようとしても
本当のいつもの体重がバレちゃう・・・みたいな話で
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あなたの血糖値はバレますよ・・・
ってことです。
近年では糖尿病の診断、観察に
このHbA1cの値がよぅ使われるんですが、
もしかすると
HbA1cの値だけに頼ってちゃダメかも。。。
っていうお話。
米シティー・オブ・ホープ国立医療センターの
Maria Mercedes Chang Villacreses 氏らが行った研究で
その可能性が示されました。
HbA1cってのが出てくる前までは、
8時間以上絶食して空腹で辛い思いをした後に
お医者さんの所でまずは採血をします。
それから
ブドウ糖の甘ったるい液体をゴクゴク飲んで
30分後、1時間後、2時間後にそれぞれ採血して血糖値を測定する
経口ブドウ糖負荷試験ってのが主流でした。
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今でもこの検査は行われとるですが、
検査には1〜3時間程度かかるし、
その前には絶食させられるし
費用もバカにならん・・・
HbA1cの検査は
1回の血液採取だけで結果が出るんで簡単、便利ですし、
2〜3ヶ月分のあなたの本当の姿を映し出すんで
最近では
HbA1cの方を主に採用するところも多い。
ですが・・・
今回の研究では、
ブドウ糖を飲む検査の方がHbA1cよりも
糖尿病の診断精度は高ぅて、
ブドウ糖を飲むヤツで糖尿病と診断された患者さんの73%は
HbA1c基準では見逃されとることが分かったそうです。
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4人に3人が見逃されとる・・・
一方、
HbA1c基準で糖尿病と診断されても
ブドウ糖を飲む方の検査で糖尿病が見逃された患者さんは
約15%程度にとどまっていたと。
要するに
HbA1cだけに頼ってちゃダメかも・・・ってこと。
これまでにもHbA1c検査の結果は
人種差が見られたり貧血や
血液障害がある人では診断精度が低い
という問題点が指摘されてきていたそうです。
糖尿病ってのは
他の病気、同様、早期発見・早期治療が大切です。
早期であれば
食生活を変えて適度な運動を実践することで
治療要らずになる方も実際、いらっしゃいます。
自覚症状に乏しいもので発見が遅れると
失明したり神経障害が出たりします。。。
早期発見が大きなポイントな病気です。
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もちろんね
HbA1cの検査が全面的にダメって訳じゃないですよ。
HbA1cの検査もブドウ糖を飲む検査も両方とも大切なんです。
ただその中で
糖尿病の早期発見にはブドウ糖を飲む検査が有利かも。
そんな話です。
適材適所
って言ゃぁえぇんですかね。
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早期発見には
ブドウ糖を飲む検査を。
経過観察では
HbA1cを軸にたまには飲む方を。
みたいに使い分けて
より患者さんの利益につながるように研究を続けていただきたい。
東洋医学と西洋医学もいっしょ。
東洋医学をお好きな方は
西洋医学を毛嫌いする方も中にはいらっしゃるんですが、
得意分野が違ったり
時と場合によってはどちらかが有利ってのがあります。
その使い分け自体はよぅ分からんかもしれんですが、
その判断はワシに任せてもろぅて
毛嫌いするのは止めて
適材適所で使い分ける方がえぇと思いますよ♪
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